2019年05月22日

Huaweiと米大統領令

5月15日、トランプ大統領が「情報通信技術とサービスのサプライチェーンの保護に係る大統領令」に署名したらしい。

これは米国籍企業に特定の外国企業との取引を禁ずる命令らしい。
で、その取引を禁ずる企業リストにHuaweiが入ったらしい。
というか、ニュースによるとこの大統領令はそもそもHuaweiを標的にしたものだったようである。

それで米ロイターで、この禁止令によってGoogleがHuawei向けのソフトウェア出荷を停止し今後GmailやAndroidOSなどが利用できなくなる見込みであると報道された。

この4月にHuaweiのタブレットをゲットしたばかりのわたしは、日頃このHuaweiでGmailをチェックしたりWordの文書を打ったりしまくっている。
そんなわけでAndroidのアップデートが止まるとちょっと困るのかなあと心配になった。

ただAndroidはオープンソースなのでGoogleがサポートしなくても使い続けることはできるのだという。
そりゃあそうだろうなあ、と少し安心した。
Huaweiの方で勝手にAndroidのアップデートに対応する限り、たぶん使い続けることができる。

恐ろしい世の中になったもんだなあと思う。
米ソ冷戦時代なら、こんな話はありえなかった。
現代における新たな超大国同士の対立では、米中はただ政治的に対立しているだけではなくて、一方では経済的に不可分の濃密な関係ができあがっている。
経済における濃密な関係があればこそ、今回のように「関係を切る」方向の懲罰的行動を取ることも出来るわけであるが、しかし「関係を切る」ことによる影響はさまざまに及ぶ。
米中間の島国の田舎に住む、わたしのところにも及ぶ。

現代における「冷戦」は米ソ冷戦と比べるとより複雑なのである。

しかしただのアメリカ企業の枠をとっくの昔に超えていたと思っていたグローバル企業のGoogleも、大統領令には従わざるを得ないのだなあとあらためて分かった。
ただ一方でGoogleはAndroidをオープンソースにしていたおかげで、表向きは大統領令に素直に従いつつも、その実HuaweiはAndroidやGmailを今までどおり使い続けることができるわけで、これだとGoogleは本当に大統領令に従っているのかどうか分からないことになるのが面白いと思った。

トランプ大統領はそのあたりのことが分かってやっているのかどうか。
まあどっちにせよ、中国との対決姿勢を見せつけることが今必要だ、という判断なのだろう。

あとAppleなんかは、現在は自社製品のほぼすべてを中国で製造している。
トランプ大統領は中国製IT製品への輸入関税をそのうちかけるかもしれない。
ただこれも報道によると、少々の関税では(一説によると25%くらいまでは)Appleは中国製造から撤退しない見込みであるらしい。
それぐらい「中国での製造」には今のところメリットがあるのだ。

ということでアメリカと中国の経済的関係は、そんな簡単に切れるようなものではなさそうだ。
だからわたしも、いったん心を落ち着けてHuaweiでWordを打つことにしようと思った。
posted by ヤス at 12:25| Comment(2) | 徒然なるままに
この記事へのコメント
なんか
全然影響ないって
言われてるよー
にこにこ
Posted by aoko at 2019年05月22日 13:18
ならよい。
Posted by ヤス at 2019年05月22日 16:53
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