2018年12月06日

仮想通貨の生命力

ビットコインが先月11月に入って大きく値下がりしている。
ちょうど一年前の2017年12月に最高値の1ビットコイン=226万円を付けた後、今年夏頃にはその半値の100万円くらいに下落し、その後70、80万円くらいの水準で安定しているかに見えていた。
それが先月になって一気に3割程度も暴落した。

これが株式市場の値動きなら経済ニュースのみならず一般のニュースとしても大きく取り上げられて大騒ぎになったのだろうが、ビットコインの場合は大きな値動きはある意味「通常運転」なので誰もそんなに騒がない。

それにしても気になるのは今回の暴落原因である。
考えてみると2015年、2016年頃の相場はせいぜい2、3万円から10万円に行くかどうかの感じだったので、そこからの延長で見ると現在の相場も十分に高いと言える。
昨年末の急な値上がりこそ「異常」だったのであって、今後は「正常」な相場感に基づいて値段が推移していくのだ、と考えられないこともない。

今回の暴落の直接的な原因としては、アメリカで仮想通貨Tetherが米司法省からの捜査を受けたこと、ビットコインから分裂したビットコインキャッシュのハードフォークなどが影響して仮想通貨全体の相場が下がった、ということがあるらしいのだがその辺の連関というのはまことに分かりにくいのである。

それにしてもこうも相場が不安定だと、肝心のビットコインを使って買い物をするとか、決済のための仮想通貨としてはものすごく使いにくい。
今日本政府は東京オリンピックなどを間近に控えて、国を挙げて「キャッシュレス化」に邁進している。
しかしこの場合のキャッシュレス化には仮想通貨は入っていないように見える。
あくまでも従来型のクレジットカードやクレジットカードの仕組みに依存した電子マネーなどの推進がその中心にある。

ただこの方式でキャッシュレス化を進める限り、決済に当たってクレジット会社に支払う手数料がどうしても2、3%くらいかかるのは避けられない。(そうしないとクレカ会社が潰れる)

もし仮想通貨決済が一般化すれば、手数料はずっと少なくなってほとんど無視できるくらいの水準になることが期待されるのにである。(仮想通貨には「管理会社」がいないため)

仮想通貨の値動きが渋いのには、国家が持つ通貨発行益を侵食することを恐れる当局の締め付けもひとつあるのだろう。(中国などはだいぶ前に仮想通貨の追放を行っている)
とすると、仮想通貨の価格安定に国家が乗り出すというような期待は持てない。
価格が安定しないから仮想通貨決済は今後もしばらく普及しないだろう。

考えようによっては、そんな逆風にも関わらずビットコインなどは一定以上の価値を維持していて、そういう意味では仮想通貨の生命力はなかなかのものなのではないか、と思った。
posted by ヤス at 08:00| Comment(2) | 徒然なるままに
この記事へのコメント
そーいえば
忘れてた

ビットコインマイニング報酬
見るの忘れてる

どーなってるんだろー?

今日見てみよーっと
Posted by aoko at 2018年12月06日 12:57
おめ。
Posted by ヤス at 2018年12月06日 16:21
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。