2018年11月30日

紳士服業界の縮小について

今さらの話だが、紳士服業界が市場縮小してたいへんなことになっているらしい。
そういえば、何年か前まではたまに「はるやま」や「洋服の青山」の店に行って何かしら買い物をしていたような遠い記憶があるのだが、ここ最近はそれらの店に通った憶えが全然ない。
最近はワイシャツやネクタイもネットで買う。
ネットで買うそれらの商品は品質も実用上最低限のものには違いないのだろうが、しかしぱっと見の感じ、薄目を開けてやや遠くから観察する限りにおいては、ネットで買った安物であることがバレないくらいの水準には到達している。(と思う)

また本来ズボラで快楽主義者のわたしとしてはスーツにネクタイの格好はまことに窮屈で、そのようなフォーマルな服装で固めていると仕事に身が入らないのである。
また世の中の風潮もクールビズが広まったりカジュアルな仕事の格好がスタンダードになったりして、だんだんとスーツにネクタイ以外の格好で仕事をすることの抵抗がなくなってきている。

そういえば思い出すのだが、大昔の20代の頃、日頃スーツにネクタイで仕事をしていたのだがある時急いで出社してネクタイを締めてくるのを忘れて、昼休みの時間にわざわざ家に帰ってネクタイを締めて出直した記憶がある。
当時はネクタイを締めていないと首元がものすごくスースー寂しくて落ち着かない気分がしたものである。
今なら考えられないような出来事だ。
最近はそもそも自分的な「仕事の格好のデフォルト」の中に、ネクタイはもはや含まれない。

そういうこともあって紳士服業界は1990年前後のバブル時代に比べると、マーケットが2割くらいに縮小しているらしい。
しかしひと頃一斉を風靡した「青山」や「はるやま」や「AOKI」や「コナカ」などは相変わらずそこそこの利益を出してがんばっているらしい。
報道などによると各社ともそれぞれ紳士服以外の業態や商品の多角化に精を出しているそうだ。

「青山」の場合は紳士服以外のアパレル全般への多角化、業界2位の「AOKI」はカラオケや複合カフェへの進出などで頑張っている。

スーツを中心とする紳士服の業界は、一時期は猫も杓子もホワイトカラーはみんな同じ格好で仕事をするべしという空気が世の中にあって、それで仕方なく吊るしの9800円の背広の上下を買ったりする人もたくさんいて成り立っていた部分もあるのだろう。
しかしこれからは、スーツにネクタイを着る人は自分がその格好をしたいと思ってそこにお金を投じるというような人が中心になるのに違いない。

そういうことで最近はリーズナブルなオーダースーツとかが流行ったりして、昔の「作業服としてのスーツにネクタイ」から、今後はファッションとしての高価格品が主になる流れなのだろう。
そういう時代には少量生産の小規模メーカーも活躍できるようになって、商品自体も多様化して、それはそれで良い時代になるのではないか、と思ったりしたのである。
posted by ヤス at 10:07| Comment(2) | 徒然なるままに
この記事へのコメント
メルカリで買えば
お安く手に入ったりするから

若い子はもっぱらネットで仕入れてる

はるやま青山などの店舗はそのうち倉庫になるんじゃない?
Posted by aoko at 2018年11月30日 12:40
すばらしい観察。
Posted by ヤス at 2018年11月30日 12:59
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