2018年11月23日

ゴーン潰しは本能寺の変に重なる

19日のカルロス・ゴーン逮捕から4日ほど経ったが、あいかわらず関連のニュースがバンバン流れて収まる気配がない。
ここでまず気になるのが、日本のいろんなニュースでゴーンさんのことを申し合わせたように「ゴーン容疑者」と呼ぶことだ。
ゴーンさんに限らず、この国では逮捕された人物には「容疑者」という肩書きを付けるのが習わしである。
「ゴーン容疑者が、ゴーン容疑者は、」と連呼されていると、なんだかほとんど有罪確定のような響きがする。

ところでゴーンさんの逮捕直後からこれは一種のクーデターではないか、という説がまことしやかに流れていたわけだが、いろんな情報を総合するとやっぱりクーデターと考えるのが自然である、という感じになっていると思う。

まず、逮捕から間も無く日産の代表取締役会長職の解任が臨時取締役会で決議された。(三菱も同様)
これはなんだか段取りが良すぎる。
有価証券報告書に役員報酬を実際より50億円少なく記載した(それを首謀した)というよく分からない「容疑」といい、当初からゴーン解任を第一目標にして、検察や西川社長らは動いていたように見える。

また、世の中に流れている噂話をまとめると事の発端はフランスの若き大統領マクロンで、マクロン大統領がゴーンを焚きつけてルノーが日産・三菱を吸収して経営統合し、EU内でのライバル国ドイツに負けない世界最大級の自動車会社を持ちたい、というのが元にあるらしい。(あくまで噂)
それでマクロンがゴーンを説得し、ゴーンが日産・三菱の吸収に動き出したところでそれに危機感を抱いた日産内のゴーンの元「忠臣」たちが手のひらを返し、東京地検特捜部にタレ込んで一気のゴーン潰しを試みた。

これはまるで信長を本能寺で討った明智光秀のようである。
光秀は本能寺の直前まで信長麾下の最有力の「忠臣」だった。
それが領地替えや四国討伐問題などでのっぴきならない危機感を抱いた光秀が、わずかのチャンスをものにして電光石火で本能寺に信長を討つ。

この謀反の背後には朝廷がうごめいていたとか、イエズス会がどうとかいう説もあるけれど、そのような黒幕の存在も、今回のゴーン事件の背後にいるマクロン大統領と重なる。

400年前の光秀と違って、現在の日産・西川(さいかわ)社長は世論の支持も取り付け、マスコミも概ね西川寄りの報道姿勢で「三日天下」よりは長続きしそうな情勢にも見える。

しかし「光秀」サイドにも懸念材料はある。
それは日本の後進的司法制度である。

これまでの東京地検特捜部の「習性」からして、ゴーンは当面東京拘置所に留め置かれるだろう。
そして家族の面会や取り調べにおける弁護士同伴なども制限され、録画も録音もされないまま密室での取り調べが粛々と続くのだろう。
それに対しゴーン、あるいは事によるとフランス政府が日本の司法の人権無視を非難する戦術を取らないという保証はない。

日本国内では通用しても、人権先進国のフランスから日本司法の汚点を指摘されると、特捜部は反論のしようがないだろう。
とりあえず日産はゴーン追放には成功したけれど、事件の第二幕第三幕で、ゴーンサイドから巨額の損害賠償請求が突きつけられる可能性だってあるだろう。

ただマクロンとゴーンの関係は必ずしも蜜月というわけでもなさそうで、マクロンが日本との外交関係を重視すればゴーンを使い捨てにして幕引きを図る、という日産的には万々歳の結論になるのかもしれない。

個人的には今回の事件を契機にして日本の司法制度の問題点が世界に晒され、それで司法制度の中身がいくらかまともにならないかと思ったりしている。
posted by ヤス at 10:44| Comment(3) | 徒然なるままに
この記事へのコメント
日産の車が
おフランス🇫🇷の車になるんだったんだわ
それはそれでよかったんじゃないかと

私のイタリア🇮🇹車だし!

国産はトヨタとマツダということで!
ダメかなぁ?
Posted by aoko at 2018年11月23日 11:38
ホンダも忘れるな。
Posted by ヤス at 2018年11月23日 13:12
忘れとった!
Posted by aoko at 2018年11月23日 17:06
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