2018年11月07日

大学入試不正で思ったこと

入試不正が問題になった東京医科大学で、2017年と2018年両年の不正合格者数が約100人に達したのだという。
旺文社の情報サイトに同大学の募集定員が出ていて、それによると毎年200人程度合格者がいる感じになっている。
すると、2年間で合格者数約400人。
この400という「合格者数」に対し、不正に落とされた人が100人というのはいかにも多い。
同大学ではこの100人については希望者には入学を許可する方向だという。
ついでに言うと「間違って」合格にしてしまった在学中の100人はどうするかというと、これは大学の判断で入学させたので「地位剥奪はふさわしくない」というような大学内の意見が、以前のニュースで出ていたらしい。

そりゃあまあそうだろう。

この不正のいちばん問題である点は、女子とか浪人生とか、客観的には医師適正にあまり関係のない属性によって試験点数を操作していたところにある。
しかしもはや、そういう問題の本質に対する個人的興味はあまり残っていない。

それよりも、このニュースでふと思ったのは、試験に合格するってなんなのだろう、ということだ。
試験日程というのは2日か3日かそれ以上あるのか知らないが、たかだか数日間のペーパーテスト(場合によっては面接もあるのかな)で学生の合否を判定する現在主流のやり方は、いかにも機械的で流れ作業的でやっつけ仕事のように見える。

なぜ大学入試が機械的ペーパーテストが主流かというと、これはおそらくだが医師国家試験とかも試験スタイルが大学受験とほぼ同じペーパーテストベースになっているからではないか。
つまり大学入試に強い奴は医師国家試験にも強いに違いない、ということである。
入試でいい成績を上げる人を機械的に入学させる事で国家試験合格率の向上につながる、そういうメカニズムがあるのではないか。(そうなると上記の差別問題にますます?が付くのだが)

しかしそのメカニズムが働くのは、医師とか弁護士とか役所とか、国家試験に合格させるのが主目的の大学だけになるはずだ。
さすがに普通の会社では機械的入社試験だけでなく、面接に小論文とか、あるいは部活動とか社会的活動とかの実績なども加味して総合的に社員を選ぶ。
ペーパーテストだけでは「仕事のできる」人が判別できないからだ。

にもかかわらず大学入試はペーパーベースというのは、企業視点からいうとちょっと困った話なのではないか。
あるいは出身大学は「ペーパーテストのできる人」を判別する参考材料程度ということなのか。

日本の大学の入試も、一次試験と二次試験とかの数日で決めずに、たとえばアメリカの大統領選挙みたいに一年かけて予備試験から地方予選、そしていよいよ本戦トーナメントとかいう感じでエンターテイメント的にやれば楽しいだろうに、と思う。
試験科目も早食い競争とか肝だめしとか、シューティングゲームのスコアとか、社会に出て役立ちそうな種目を入れてオープンにやれば、楽しそうなので今後多少子供が減っても学生が集まるのではないか、と思ったが、たぶんそんな破天荒なことをやる大学はないので残念だ。
 
posted by ヤス at 13:19| Comment(2) | 徒然なるままに
この記事へのコメント
共通一次は
鉛筆を転がして書いてたからなぁ

意味のない時間を費やしてしまった!

楽しい試験いいね〜
🤗
Posted by aoko at 2018年11月08日 06:51
わしは鉛筆を転がすのに念力でやろうとしていたよ。
Posted by ヤス at 2018年11月08日 07:13
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