2018年08月02日

子分が親分を裏切る時

日大のアメフト悪質タックル問題で、第三者委員会が最終報告を出して、その報告が監督とコーチの全面的な責任を認める内容であるらしい。
これまで一貫してだんまりを決め込んでいる日大理事長の説明責任についても言及しており、かなり踏み込んだ内容でちょっと驚かされた。
第三者委員会は日本大学が主導して編成されたものなので、どうせお手盛りのぬるい報告が出て終わりになるのだろうと適当な予想をしていたわけであるが、この報告にはいい意味でかなり裏切られた。

この悪質タックル問題は、問題の発生そのものが5月初旬のもうだいぶ大昔の話なので正直わたしも忘れかけていた事件であるが、ここへきての第三者委員会の良心的な結論は久しぶりのグッドニュースだった気がする。

こうしている間にも日本ボクシング連盟の補助金不正流用疑惑が出て、その関連のニュースで高校総体のパイプ椅子が並ぶ来賓席の中に会長専用の肘掛付き皮張り椅子がデンと鎮座している写真が流れたりしたのがちょっとした衝撃だった。
この会長専用席は高校総体主催者により、世間体を気にして他と同じパイプ椅子に交換したらしいが「会長に必要と言われれば戻す」のだとニュースは伝えている。

日大問題も含めて、わたしはこれらのニュースの詳細をつぶさに追っているわけではないので本当のところがどんななのかよく分からない点も多いのだが、しかしこれらの問題は「親分が子分たちを脅しあげて組織をまとめるマネジメント」としてひとくくりに出来るような気がする。

ボクシングの補助金問題も「子分」の役員の何人かが内部告発して発覚したらしいが、これは上記の「組織マネジメント」の破綻を示していると想像される。
告発した役員は、「内部蜂起」が失敗した場合の壮絶な報復の恐怖を乗り越えて行動に出たのだろう。

報復の恐怖を乗り越えたと言う点では日大の悪質タックルをしたあの選手もそうである。
彼の場合は自分のやったことを深く反省し、青春をかけて取り組んでいたアメフト人生を諦めることでその恐怖から自由になったものと思われる。

現在の日本(あるいは世界)では、親分の恐怖による締め付けが横行しているのだろうが、上記の告発者を見る限り、時に大切な何かを諦めることで恐怖から自由になりタチの悪い組織体制を破壊に追いやれることが実証されたように見える。

そういえば今朝のニュースだったか、絶対的な国民の支持を誇っていたプーチンの支持率が急落したというのがあった。
あちらの国では文字通り命がけの政争が繰り広げられているわけだが、支持率急落の背後には自らの命を諦めた告発者でもいたのだろうかと思ったりする。

今の日本で最大の親分子分関係は日本政府による対米従属構造だと思うが、この問題はアメリカにも相応の原因があるのは間違いないが、積極的に従属したい子分である日本側の責任の方が本質的には重大であると思う。
いったい日本が何を諦めた時に対米従属構造が破壊できるのか、誰かに教えて欲しい。
posted by ヤス at 08:54| Comment(2) | 徒然なるままに
この記事へのコメント
日本が経済大国となり
そして資源大国になり
自給自足ができる国になれば
親分も子分も無くなるんじゃないかなぁ?
Posted by aoko at 2018年08月02日 14:28
取り分が増えたら親分がハッスルすんじゃね。
Posted by ヤス at 2018年08月02日 15:58
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