2018年07月30日

軽減税率問題

順調に行けば来年の10月に消費税率が現在の8%から10%に上がる。
その時に「軽減税率」が導入されることが予定されていて、これが大きな問題になることが予想される。
特に外食と食料品小売をめぐる軽減税率問題は、かなりややこしい。

「軽減税率」導入の目的は低所得者層の負担緩和にあるそうだ。
消費税は所得の高低に関係なく一律の税率でかかるので、エンゲル係数の高い低所得者層の負担を緩和するために食料品小売を8%に据え置くことが考えられている。
ただ酒類と外食は軽減対象から除かれる。
それで問題になっているのが外食におけるテイクアウトと食品小売店におけるイートインである。

軽減税率の対象となるかどうかの判断は購入時、つまりレジの段階の購入者の申告による。
マクドナルドでお金を払う時に「お持ち帰り」で金を払えば8%。
最近多いイートインコーナーのあるコンビニで、「店内で食べます」と言って買えば10%になることになる。(そんなやつはいないだろうが)

それで問題になるのが、マクドで「お持ち帰り」でお金を払って「気が変わって」店内で食べた場合。
この時は「購入時の意向」が尊重されるので突然店員が2%を追加徴収に来たりはしない。
そうなるとレジでは「お持ち帰り」で金を払ってその後店内で食べるのが一種のブームになるかもしれない。

あとコンビニとかで買った食品を店内のイートインで食べる場合にわざわざ10%の申告するやつがいるのかということがある。
たぶんよほどの物好きだけが申告して2%分余計に払う。
しかし、レアケースとはいえイートイン申告をする人の存在が前提上、システムも対応しないといけないのはまあ当たり前である。
たまに出現するイートイン申告客のために、レジシステムをコストを掛けて複雑にするのはいかにも生産性が悪い。(いつでも仕組みを複雑にしたいのは役所の本能である)

あと、同じ商品に対し8%と10%のふた通りの消費税率が存在すると、税込価格を10円単位のキリの良い数字に揃えることができなくなるおそれが出てくる。
数字をキリよくして小銭の発生を回避していたのが、そうもいかなくなる。

外食・食品小売における軽減税率問題は考えるほどにいろいろと出て来そうな気分しかしない。
ただ店側が、複雑化・高コスト化が予想されるレジ作業をこの機会にセルフレジ化やキャッシュレス化で乗り切るというシナリオもあったりしたら、それはそれで面白いかもしれない。

憲法改正論議への対策上、政治的に消費税はそもそも上がらないのではないか、という予想も根強いわけであるが、しかしどうせなら予定通り10%になって軽減税率導入で混乱する社会のありようを見てみたい気もするなあと思う。(というのは不謹慎なのでここだけの話にしておく)
posted by ヤス at 08:30| Comment(2) | 徒然なるままに
この記事へのコメント
キャッシュレス化80%を目指してるらしいから
ちょーどいいんじゃない
消費税の複雑化
Posted by aoko at 2018年07月31日 09:03
かもしれん。
Posted by ヤス at 2018年07月31日 09:18
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