2017年08月09日

人づくり革命

8月3日行われた内閣改造の話題のひとつに人づくり革命大臣がある。

そもそも今回の改造内閣の初閣議で、
(1)東日本大震災からの復興加速
(2)「人づくり革命」の断行
(3)「1億総活躍社会」の実現
(4)世界の中心で輝く日本
の4つの政策課題が閣議決定されたらしい。

人づくり革命は主要4課題のひとつに位置づけられる。

さらに、人づくり革命は以下の5つのテーマを掲げているらしい。
「無償化を含む教育機会の確保」
「社会人のリカレント(学び直し)教育」
「人材採用の多元化、高齢者活用」
「人的投資を核とした生産性向上」
「全世代型の社会保障への改革」

一億総活躍といい人づくり革命といい、現内閣の言語感覚にはいつも驚かされる。
しかしこの独特の、過激な言語感覚は一種の炎上商法として捉えると理解出来るような気もする。

現内閣はネット対策にもかなり熱心で、莫大な人的・金銭的リソースを投入してネットを活用した広報活動を行っている。
あるいはその中で学習したことがあったのかもしれない。
「悪名は無名に勝る」式の論法で、当たり障りのない政策を発表するよりは多少炎上しようともニュースで取り上げられて世間に認知される方がよほど実利がある。
そういう考え方のもとに、キテレツなネーミングを連発している可能性も考えられる。

先の人づくり革命5つのテーマを見ると、そこには「血塗られた革命的要素」はほぼ感じられない。
革命というからには、既存権威を転覆する闘争的要素があって然るべきと思うがそういうことでもないようである。

あるいはその闘争のターゲットは文部科学省という官僚組織であるのかもしれない。
かねてから現政権は岩盤規制の突破を基本姿勢とする傾向が見られる。
人づくり革命は文科省権威に対するクーデターである、とすれば革命の意味が理解出来なくもない。

あるいは、安倍首相の頭の中には郷土の英雄・吉田松陰的な革命思想が渦巻いているのかもしれない。
安倍さんの政治的立場は「保守」であると思うが、しかし日頃の行動や考えは基本的に「革命」であり、既存の体制(例えば「戦後レジーム))を転覆しようとするところにその特徴がある気がする。

そう考えると「人づくり革命」は奇抜でも炎上商法でもなく、真面目にナチュラルに命名された自然なネーミングである、と思えなくもないのである。
posted by ヤス at 11:22| Comment(0) | 徒然なるままに
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