2017年08月06日

出会いについて

人間は、生まれてから死ぬまでに一体何人くらいの他人に出会うのだろうか。
この場合、「出会い」の定義がやや問題である。
たまにオノボリさんをして東京なんぞに出かけた場合、東京駅とか新宿の雑踏とか、田舎にいるのとは比べ物にならないくらいの人とすれ違う。
おそらく、たまたま近くをすれ違ったりするだけの関係を出会いとは言わない。

しかしふと考えてみると、都会の雑踏で数百数千の人間の集団がうごめいている姿は、昔テレビのドキュメンタリー番組とかで観た草原を移動するバッファローの群れのようにも見える。
ああいう風にお互いに個人的な関係はないが、一群の人間集団が路上を流れているのは人間的というより野生動物の群れに近い。

ああいう、単に物理的にたまたま近くに接近遭遇するというのも、あるいはある種の出会いであるような気もするがここではこれ以上深入りはすまい。

ともかく、軽く挨拶してひとことふたこと以上に会話を交わすような出会いを人間はどれくらいするのか。
これには当然個人差があって、例えば引きこもりになって久しい40歳代の中年とかはあまり他人に出会う機会がない。

その一方で、新規開拓営業をせっせと行う営業マンとかは毎日たくさんの名刺交換をしているだろう。
また、芸能人とかプロスポーツ選手とか、いわゆる有名人になると放っておいてもあっちの方から勝手に会いに来て出会いの人数が普通よりかなり増える。
あるいは政治家なんていうのも出会った人数が得票数に比例するかもしれず、人数がおのずと増えるだろう。

しかしそうは言っても人間の寿命や一日のうちの活動時間とかはおのずと上限が決まっている。
だから挨拶して軽くひとこと交わすくらいの出会いでも、会える人数はそんなに多くはならない。

仮想例として、一日に8時間を人と出会ってひとこと交わすのを職業とする人物を想定してみる。
その「出会い屋」は一人と10秒会話を交わしたらすかさず次の人と出会う。
そう仮定するとその出会い屋は8時間で2,880人と出会える。
これを一年365日継続すると約100万人と出会える。
そしてこれを80年間継続すると8千万人に出会える。

人生のすべてを出会いに捧げてこの人数である。
なにもかも投げ打ったとしても、生涯で出会える人数は日本の人口にも満たない。

当然のことながら、普通の人間が出会える人数はこの出会い屋の1万分の1とか10万分の1、つまり生涯に数千人か数百人がせいぜいではないかと思う。
さらに言えば、頼み事をしたり悩み相談に乗ったりとか、ある程度深い付き合いの出来る人との出会いはもっと限られてくる。
たぶん普通は数人か、せいぜい10人20人が正味のところではないかと思う。

地球人口は今76億人ほどだと言うが、人間の出会いのキャパシティはその総数に比べるとかなり範囲が限られるなあと、あらためて思った。
posted by ヤス at 12:31| Comment(2) | 徒然なるままに
この記事へのコメント
出会いを選んでるから余計に少ないんじゃない?
Posted by aoko at 2017年08月14日 10:41
なんかずれてるんじゃない?
Posted by ヤス at 2017年08月15日 10:11
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