2017年06月03日

スポーツ嫌い半減目標

スポーツ庁が、スポーツ嫌いの中学生を半分に減らす目標を「スポーツ基本計画」で打ち出したのが、ちょっとした波紋を呼んでいるようである。

同庁の調査によると、運動やスポーツが「嫌い」「やや嫌い」な中学生は16.4%で、これを5年かけて8%に半減させたいらしい。

で、このニュースを受けてテレビ番組の中で元体育嫌いのタレントだった人たちが「反旗」を翻したり、2チャンネルにスレが立ったりしているという。

朝日新聞のネット記事には五輪金メダリストでスポーツ庁長官の鈴木大地の写真が付いていたりして、これは鈴木大地長官の強い意向を匂わせる意味なのだろうかとも思う。

まあそうかもしれない。
スポーツ嫌い中学生の割合を示す棒グラフは、2014年度から2016年度にかけて確かにジリジリと増えている。
この傾向を見て鈴木大地としても何かを感じたのであろう。

あんまり役所のやることに何でもかんでも反対意見を言いたくはないのだけれど、やはりこの計画には反対せざるを得ない。

しかしスポーツ好きの中学生を増やしたいというその思いには、必ずしも反対ではない。

話はかなり難しいのである。

ネット記事には、スポーツ嫌いの中学生が増え続けると運動しない大人が増えてしまう、そのようにスポーツ庁が考えているように書かれていた。
本当にそうだろうか。

今、日本は大変なマラソンブームである。
しかもこれは一時の流行りではなく、ここ10年来の大きな流れであるように感じられる。
マラソンなんて急いで走るとしんどいし、冬のレースではちんたら歩くと寒いし、筋肉痛や関節痛にはなるしあまりいいことはない。
しかしそんなマラソンに人々はわざわざ金を払って出る。

あえて言うならみんなマラソンが好きなのだろう。
「マラソンが好き」は「スポーツが好き」にほぼ近似の事象と言えなくはない。

マラソンは、多くの大会には制限時間はあるけれど、その制限時間内であれば歩こうが走ろうがランナーの自由である。
マラソン好きが多いのはそこがポイントだと思う。
自分のペースでできて、走ると脳内である種の快感物質が出て気持ちいい。

スポーツ嫌いが発生する原因は、他と同調させないといけないプレッシャーにあると思う。
特にチームスポーツの球技なんかは、技術がヘタでチームメイトとのシンクロができない人には難しくストレスが大きい。
だから嫌いになる。

しかしそんなスポーツ嫌いも、自分のペースで自由に走れるマラソンなら好きになれる。
それでいいじゃんと思う。

そもそも16%を8%にするとか数値目標を決めると、色々気持ち悪いことが起こりそうな気がする。
鈴木大地長官にはその点、よく考えてもらいたいと思う。
posted by ヤス at 10:51| Comment(0) | 徒然なるままに
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