2017年04月29日

穴を塞ぐ

ちょっと前に福岡の道路陥没事故、そして事故からの急速な復旧工事が話題になったがあれはいつだったか。

あの事故で思うのは、あれだけの大きな穴をあっという間に埋め戻して道路を復旧し、その早さが賞賛されたわけだが、そもそも街の真ん中に多穴が空く事故が発生したこと自体がもっと問題視されるべきだったろう。

調べたら事故は昨年11月だったらしい。
あの後事故原因もほぼ究明されて、真下で行われていた地下鉄工事が原因らしい。
(他の原因説も根強いみたいだが)
類似の事故が過去に起こっていたこともあるらしく、そうなると近い将来にまた同じようなことが起こることもあるのかもしれない。

今回書こうとしていることは道路陥没事故のメカニズムについてではない。

事故で開いた穴を塞ぐ仕事の「生産性」についてだ。
そもそも穴を塞ぐ仕事は、穴が開かなければ不要のものだった。
そういう意味ではこの仕事の生産性はゼロもしくはマイナスという評価になる。
というと、ちょっと関係者の皆さんには可哀想かもしれない。

しかしこういう種類の仕事はたくさんある。
パッと頭に浮かぶのは、東日本や熊本などの震災復興だろう。
特に東日本大震災については、復興予算も10兆円単位の莫大なもので、復興予算に関しては予算の未消化や流用、不正受給による焼け太りなど問題が多い。
しかしながら、まずは大きな損害を蒙った被災地域の復興が何よりも優先されるべきであって、そのためには多少の「事故」には目をつぶるべきだろう。

で、復興工事などで何兆円という予算が投入され、地域の建設業等にはそれなりにお金が回っていると思われる。
しかしこの辺の予算投入による付加価値の増加というのはどう評価すべきなのだろう。

先日の元復興大臣の発言によると、東北地域の損害額は25兆円ほどにもなるらしい。
今後もし、この地域で25兆円分のGDP増加があったとして、それでやっと震災前に復元したことになる。

震災は天災で不可避のものであり、先の陥没事故と比較するのは適切ではないような気もするが、どうもあの穴を埋める工事と震災の復興とが、頭の中でなんとなくダブって浮かんだ。
とりあえず、今日はそれだけ書いておく。
posted by ヤス at 15:05| Comment(0) | 徒然なるままに
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