2017年04月20日

恵瓊の高転び予想

どうも最近の日本の政治情勢は非常にひどい状況だ。
先日も地方創生大臣が二条城の例を出して、
「文化財は保護するだけでなく、観光立国の観点からも地域資源として活用していくことが重要だ」と発言し、その時に二条城には英語表記がなく観光マインドのない学芸員が「ガン」であるというような発言を行った。

その時に大英博物館を引き合いに、ロンドンオリンピック前に大英博物館で観光マインドのない学芸員をクビにして改装した話をしたらしい。
しかしどうも例に出した大英博物館の話は徹頭徹尾の事実誤認であったらしい。
また二条城には英語表記がちゃんとあったらしい。

これらの事実誤認は、おそらく本人がどこかで仕入れた伝聞情報を元にしたのであろう。
根拠不確かでも自説を補強する方向の情報であれば簡単にこれを鵜呑みにし、オフィシャルの場で臆面もなく披露するというのは、何かネトウヨ的軽薄さを感じる。

現内閣では、他にも法務大臣や防衛大臣がこれまでに国会答弁などで散々批判されてきてもいる。
これは評論家などが指摘している通り、日本の大臣職というものが、政治家の得意な専門知識を活かした専門職ではなくて、当選回数や論功行賞に対する褒賞と化していることが一番の問題なのだろう。
そこへ行くとアメリカなどは、大統領は稀代の変人が当選・就任したけれど、周辺の閣僚はそれなりのスペシャリストが収まっているようである。

今回、シリアへのトマホーク攻撃から始まって中国による北朝鮮への暴発牽制の流れは、ロシアを必要以上に刺激したりと最初は非常に危険な綱渡り的施策であると見えた。
しかし現在のところなんとなく丸く収まっていて、実は全体として非常な深謀遠慮の元に画策されたものだったのではないかという気がする。
アメリカの防衛政策はアメリカだけの問題でなく国際的な影響力が大きく、したがって素人大臣の入る隙はない。


戦国時代に毛利氏の謀将で僧侶でもあった安国寺恵瓊は、本能寺の変の10年前に信長を評して、数年後に『高ころびにあおのけに転』ぶだろうと大予想した。
恵瓊の予想は的中して、権力の絶頂にあった信長はあっけなく死ぬ。
それを持って安国寺恵瓊の先見の明を評する向きもあるが、しかし考えてみると当時の信長の権勢の盛んな様は、それなりの眼力の人物なら誰でも、将来の高転び不安を予想していたのではないかとも思う。


現政権は、党内外に有力な対抗勢力もなく当面これといって不安材料もないが、一方で信長政権ほどには自立しておらず緻密でもなく、森友学園問題にしてもむしろ迂闊さが目立つ。
総選挙のタイミングも難しく、どこかで高転びのリスクがあるように思うのだがどうなのだろうか。
posted by ヤス at 11:28| Comment(0) | 徒然なるままに
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