2017年04月17日

メガネ

先日の土曜日に、新しいメガネを注文した。

今のメガネの右っ側のヒンジのところ(呼び方はヒンジでいいのか?)が壊れたので、メガネ屋に直してもらいに行ったことから話は始まる。
修理している時間についでに視力を検査したのだが、かなり近眼の度が進んでいて車の運転にも支障が生じる。
だから新しいのを作ろう、ということになった。

人が何かモノを購入するときの心理の揺れ動きというのは、観察するとかなり面白い。
メガネ屋におけるわたし自身の心理も、かなり揺れた。

まず、メガネというのはかなりの高額商品だ。
左右のレンズが1枚ずつ、プラスティックやらチタンやらのフレームに嵌って、それだけのシンプルな構造であるのに、一眼レフカメラ用レンズの、4枚も5枚も屈折レンズを使ってかつオートフォーカスその他の電子機構が組み込まれた物よりも高かったりする。

決して安くはないメガネを買う決断を突然迫られて、わたしの心はかなり揺れた。

自動車の運転に必要な視力は0.7だそうである。
土曜日のわたしの視力は、メガネを掛けてもその基準にかなり不足していた。
この状況では、早晩メガネの新調は避けられない。
メガネの購入は、やむを得ない判断と言える。

問題はいくらのメガネを買うか、ということであろう。

若い時分からメガネを買ってきた経験に照らしていうと、年をとるほどにその購入価格が上がっているような気がする。
一つには度が進んでいることがあるかもしれない。
さらには、高屈折薄型レンズがどうとか非球面がどうとかブルーライトカットがどうしたとか、次々に新しいオプションが登場して価格を引き上げる。
また、歳をとると「近くが見えない」という新たな問題が生じて、その対策にまた追加費用が発生する。

わたしは自称カメラ好きでもあり、前述のようなメガネの新しい機能というのは決して嫌いなたちではない。
ただそのために、気をつけていないと店から提案されたオプションを次々にセットする恐れが強いことをよく自覚しているつもりだ。

さて、土曜日にメガネを直しに行って、その時にメガネの新調を提案されてまず思ったことは、「新しいメガネが欲しい」という強烈な物欲である。
人はなぜ、新しい物品の購入が必要になった時に、その物品を強烈に欲するのだろうか。
度が進んで新しいのが必要、という理由は、物欲に対する格好の補強材料だ。

財政状況が決して万全ではないなか、なぜあのように軽率に購入の決断を下してしまったのか。
「1日よく考えてみます」
とか言って、交渉内容をよく精査すべきであったような気もする。

ただもう注文は確定し、手付け金も少々払った。
今はもう、全てを受けれいて新型メガネの出来上がりを楽しみに待つべきではないのか。
なかなか心の折り合いがつかない。

ということで、人がモノを買うときの制御し難い物欲の動きや、心理学的な適応反応の出現は、我がことながら非常に興味深い。
そういうことでも考えていないと、衝動買いの後ろ暗さを塗り込めることが難しい。
そんな、今日この頃である
posted by ヤス at 10:15| Comment(0) | 徒然なるままに
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