2017年01月15日

センター試験

世間では、昨日今日とセンター試験なるものが実施されていたらしい。
(正式名称は「大学入学者選抜大学センター試験」だという)
同様のものは我々の時代にもあったが、その当時は共通一次試験と言っていた。
あいにく昨日今日と時間によってはけっこう激しく雪が降る荒れ模様の天気であったが、試験は無事に終了したのであろうか。

大学受験というものに最近はめっきり縁遠くなっているせいであろう、昨日ニュースでセンター試験というのを見た時に、この試験がいったいどういうものだったか思い出すのに数秒間を要した。

ちょっとググってみると、大もとの共通一次試験がスタートしたのは1979年からであり、それが1989年で終わって1990年からは現在のセンター試験になったらしい。
ということなので、センター試験としては今年で28年目、共通一次時代から通算すると39年目、ということになる。
けっこう連綿と続いているのである。

センター試験の意義というのは、大学によって散見される奇門・難問の類の入学試験に対する問題意識から、より基本的な学力を測る試験が必要ということで創設された、という話を時々聞く。
しかし実際には、というか少なくとも我々の時代には、共通一次試験の自己採点の点数によって二次試験を受ける先がだいたい決まるというようなことになっていたと思う。
いわゆる「輪切り方式」というやつで、あらかじめ大学が難易度別にランク付けされており、共通一次試験は大学入試の前さばき作業的な感じで存在していたように記憶している。
今は入試の方式もずいぶんと変わっているようなので、全部が昔と一緒ではないようである。
また大学も独立採算的な運営になっており、生徒数の分母も減っている状況では従来通りのやり方を維持していたのではジリ貧になるという危機感も強いようだ。

しかしとは言いながらも、諸外国、特にアメリカ辺りと比べると日本の入試はペーパーテスにかなり偏向していて問題だ、みたいな報道もよく目にする。

考えてみると大学と学生の関係というのは、かなり独特で面白い。
会社における従業員の場合、従業員は給料をもらって働くので、同じ金額でよく働く人、あるいは会社を儲けさせるのが得意な人が「良い従業員」である。

大学にとって「良い学生」とはなんだろう。
短期的にはきちんと学費を納めてくれさえすればそれで良い、ということかもしれない。
長期的には大学に残って研究者になり、学会に轟くような業績を残す、あるいは大学卒業後実業界などで有名になって、出身大学の名前もついでに宣伝してもらえたりする人物が良い学生と思われる。

大学としては必要な「売上」を維持するためにとりあえず学生の量を確保せねばならず、さらにその中のごく少数でも良いので有名になってもらって大学の宣伝をしてもらわないといけない。

最近はAO入試というのがあるそうで、アドミッションズ・オフィス入試(What?)の略らしいが、内申書等と面接・小論文などで合否を決めるやり方らしい。
AO入試の学生はどんどん増えて、最近では全体の1割近くもいるらしいので、一定の成果は出ているのかもしれない。
卒業後、名を成すタイプの人物が学生時代そして入学当初どういう特性の人物だったのか、その辺りの統計データとかを研究すると案外面白そうな気がするが。

ということで、まあ受験生のみなさんはインフルエンザなどに十分気を付けてがんばって欲しい、と、いちおうエールを送っておく。
posted by ヤス at 16:40| Comment(0) | 徒然なるままに
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