2016年11月17日

トランプ大統領の影響について

アメリカ大統領選でトランプ氏が勝って、その後トランプ大統領が日本にどんな影響を与えるかいろいろな意見が出ている。
単純に日本にプラスだマイナスだという話もあるし、トランプが経済的にも安全保障の面でも日本にいろんな要求をしてきて、それによってかえって日本の自立が促されるという「劇薬効果論」的な話もある。

実際問題として日経平均は開票作業中にいったん急落したがその後反騰して、現在のところ反落しそうな感じもない。
これって日本の株価は、トランプ氏当選を歓迎しているということなのだろうか。

そのあたり、日本の受ける影響がプラスなのかマイナスなのかまことに分かりにくい。
本当のところどうなるのだろう。

日経平均について考えると、これは円安の影響が大きいように思う。
トランプ氏が大規模減税と大型公共投資を打ち出していて、アメリカの景気拡大見通しが広がっている。
景気の先行きが楽観的になったことでFRBの12月利上げ環境が整ったという予想が強まっているらしい。
アメリカが利上げすれば円相場は下がる方へ向かう。

というのが今の円安株高の要因だと思われる。

素直に考えるとトランプ氏当選と日本の株高は結びつかない。
トランプ氏は保護主義的な政策を掲げ、ブルーカラーの中に潜んでいた多くの隠れトランプ支持者の票を集めて当選したわけであり、今後トヨタを始めとする日本の自動車メーカーは特に大きなマイナスの影響を受けると予想出来る。

自動車産業のマイナスは、日本の株価にとって大きな下げ要因になる。
にもかかわらず日経平均が堅調なのは、もっぱら円安のおかげ、と考えるほかはない。
その辺がどうにも分かりにくい。

ただトランプ氏がアメリカの製造業、というかその従業員であるブルーカラー層に配慮した政策方針を取るとすれば、このままドル高円安を放置するようにも思えない。

だから今後まだまだ波乱があるような気がする。

世の中には、トランプ氏は大統領になったら意外とまともになる、そういう論調も根強いようだが、件の漏洩したゲスな録音テープの内容など見るとあまりまっとうな人物のように思えない。
確かに困難を乗り越えて事業を成功させたリアリストではあるのだろうが、その資質が地上最大の公共組織であるアメリカのトップにふさわしいかどうかはまた別だろう。
それは真面目なオバマ大統領と比べるといかにも目立つところだ。

まあ日本人としてはアメリカの選挙に投票も出来ないので、発生した現実に上手く対応し、利用するに如くはない、などと思った。
posted by ヤス at 11:15| Comment(0) | 徒然なるままに
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