2016年09月27日

北朝鮮の脅威について

北朝鮮の核開発が加速している。
北朝鮮が最初の地下核実験を行ったのは2006年10月、ちょうど今から10年前のことであったらしい。

小泉元首相の最初の訪朝から4年後のことだ。
その後、2009年、2013年と地下核実験が続き、今年1月に4回目、今月9月に5回目が行われた。
報道によると北朝鮮の核兵器技術は相当進歩しており、核弾頭の小型化も実現しつつあり、弾道ミサイルへの搭載も実用化直前のようだ。
北朝鮮のミサイルには射程が1500〜2000kmのノドン、同2000kmのテポドン1号、13000kmのテポドン2号などがある。
13000kmの射程が実用域に達すればニューヨークにも届くことになる。

ミサイルの着弾精度についても、つい数年前まではまともに飛ばない、命中誤差が数十キロ以上あるなどと言われていたが、最近の報道では半径1kmくらいの精度に、劇的に改善しているという。
核弾頭を搭載しない通常炸薬弾頭であっても、目標が日本ならかなり正確に着弾させることが可能であり、実際に都会の真ん中に落ちてきたら恐ろしいことになるだろう。


北朝鮮といえば政府高官の相次ぐ粛清がニュースになったりして、いよいよ独裁政権の体制が揺らいできてその引き締めに躍起になっているのだろうと思っていた。
また度重なる飢饉などで国民の多くが食うや食わずの状態であり、核開発どころの状況ではないという推測もよく聞かれた。
しかし、敵ながらあっぱれというのか、国情が厳しい中確実に核弾頭およびミサイル開発は進められていたようで、特に北朝鮮から至近の距離にある韓国・日本は防衛上極めて重大な危機に晒されることになった。

北朝鮮が国情窮乏の中でなぜここまで兵器開発を進めることができたかというと、最大の原動力は北朝鮮国内にある世界有数のウラン鉱山であろう。
これは推測であるが、北朝鮮はおそらくこの豊富なウラン資源を背景にパキスタンから核技術の導入を行っているのではないか。

またミサイル技術の急速な進歩については、旧ソ連の技術者をスカウトしているという憶測があったりする。
アメリカ陣営への牽制措置として、裏で中国・ロシアがミサイル技術を供与しているとも「密かに」言われているようだ。

さらに言うと北朝鮮は潜水艦発射弾道ミサイル=SLBMの開発とそれ用の原子力潜水艦の開発も進めているという。
ミサイルの水中発射実験も行なっていてこれもいずれ実用レベルに達するだろう。
原潜のSLBMは米・露・中・英・仏、そしてインドが運用中だが、北朝鮮が実用化することはアメリカには許容し難いだろう。
SLBM実用化には中露の協力が不可欠だろう。
日本としては、今後の北朝鮮問題は中露に政治的なパイプをどれくらい築けるかが鍵、ということになるのではないか。

北朝鮮の兵器開発の現状を見ると大変なリスクを感じるわけであるが、反面、北朝鮮という国の兵器開発に向けた目的への合理的行動を垣間見て、意外な驚きがあったとも言える。
結論としては、彼の国が今後も最低限の政治的合理性を保つことを願うばかりである。
posted by ヤス at 13:05| Comment(1) | 徒然なるままに
この記事へのコメント
あぶないあぶない

こわいこわい

ミサイルだなんて。

こんなに平凡に暮らしてるのに。

日本列島ごとなくなったら

どーするの。

宇宙にお引っ越しせんといけんな。

でも、行くまでに死んでしまうわ。

何年かかる?到着するまで。
Posted by aoko at 2016年09月27日 13:24
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