2016年07月22日

ヘリコプターマネー?

7月の11日に前FRB議長のバーナンキ氏が来日した。
バーナンキ氏は日銀総裁にあいさつした後、翌12日に安倍首相と会談したらしい。
で、会談の結果「ヘリコプターマネー」論がニュースを賑わすようになっている。

つい先日もアメリカから有名な経済学の大家を呼んで話を聞く、数カ月後その意見を汲んだ政策が実施に移される、という流れがあった。
すなわち、3月にスティグリッツとクルーグマンの両氏を招聘して国際金融経済分析会合なる会合が開催され、その中で消費増税の延期と財政支出が議題にのぼった。(他にも重要な話題があったらしいが)
その結果6月末の消費増税延期表明、そして現在検討中の秋の大型経済対策 − 最初は5〜10兆円だったのが一説には20兆円超という案も出ているらしい − が現実化している。

その流れからは、バーナンキが来てヘリコプターマネーの話が出たので次はいよいよヘリコプターマネー政策の実施が既定路線であるようにも見える。

ヘリコプターマネーはバーナンキの長年の研究テーマであるらしい。
ヘリコプターマネーの定義がよく分からないので調べてみたが、説明の仕方がいろいろあっていまひとつ判然としない。
判然としないけれどいちおう理解したのは、金融緩和(通貨量拡大)政策と財政出動政策を連動してやるということがひとつある。
そして財政出動の原資として国債を発行するが、これには返済期限を設けない、つまり返済しない借金をしてお金を調達するようだ。
しかし返済しない国債は国民も企業も買わないから日銀が直接買うか、あるいは事実上の政府紙幣の発行によってまかなう。
ちょっとよく分からないことが依然多いけれど、返済不要の資金を調達する金融政策と財政出動によるバラマキを連動して行うのがヘリコプターマネーらしい。

ヘリコプターマネーのそもそものネーミングは、ベーシックインカムのように国民に直接現金を給付する、というのを主要なイメージとしていると思う。
が、今のところ昔ながらの公共工事なども含めてのヘリコプターマネーらしい。

今秋に予定されている大型経済対策がどんどん大きくなっているのはヘリマネ的要素がだんだん付加されている、ということなのかもしれない。

消費増税や大規模財政出動の議論でも反対論があったけれど、今回のヘリコプターマネーについてはそれら以上に反対が多いように感じる。
そもそも、このような最終手段を検討するというのは日本の経済状態がかなり悪いと政権側が認識していることの証拠と言わざるをえないが、表現を変えるとそれは「道なかば」になるらしい。

個人的なヤマ勘では、たぶんヘリコプターマネー的な政策はなんらか導入するのはすでに決定しているのではないか。
どうせやるなら公共工事のような国民への間接給付でなく、ベーシックインカム的な直接給付にして欲しいなあ、と思った。
posted by ヤス at 11:22| Comment(0) | 徒然なるままに
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。