2016年06月21日

マクドの居場所感

日本マクドナルドが今年に入ってから好調らしい。
今年1月の売上対前年比が135%、2月129.4%、3月118.3%、4月119.1%、5月121.3%と、前年比2割増で推移している。
もっとも昨年の売上が過去最悪の水準だったので、今年の好調は元に回復しただけと言うこともできるだろう。
実際お昼のピークに行っても、客席はけっこう空きがある。
数年前の全盛時の混雑ぶりが夢のようである。

ただ行列嫌いのわたしとしては、長時間並ぶ必要がなく満席の心配もせずに利用できるのはありがたい。
世の中に飲食チェーンはたくさんあるが、冷静になって考えてみるとマクドナルドのポジションにダブる競合店は今に至るまで現れていないのではないかと思う。
ここでマクドナルドがマーケットで占めているポジションとは、低価格と「サードプレイス感」のコンビネーションが織りなす居心地の良さである。
マクドナルドは、決して美味い食事を目的に行く店ではない。
財布の心配をすることなく必要にして十分以上の食べ物が食べられればよいのだ。

低価格とサードプレイス感はあくまでわたしの感想であるが、マクドナルドははたして本当に安いのか、あるいはサードプレイス感ってなんなのか。

ひと頃に比べるとマクドナルドは確かに高くなった。
1990年代の藤田田時代、まだデフレ進行の嵐が吹き荒れていた時代、確かハンバーガーは最安値で67円というのがあったと記憶している。
またダブルチーズバーガーのセット価格も終日450円だったか500円くらいで(現在は640円)セットでオーダーしても今よりはずっと安かった。
それが今では比較的安いフィレオフィッシュのセットでも610円で軒並み600円以上、ダブルクォーターパウンダーとか中には800円を超えるセットメニューもある。

しかし同じハンバーガーチェーンのロッテリアやモスバーガーはセットメニューは700円代が普通である。
フレッシュネスバーガーとかは、はずみで1000円くらいになることもある。
それらに比べるとマクドはまだまだ安い。
さらに、マクドではコーヒーSサイズやハンバーガーなど100円メニューがあるので、それらを駆使すると100〜300円で利用できるのはありがたい。
また最近加わったセットで500円のお手頃マックも、マクドのお手軽感の演出に大きく貢献していると思う。

それとマクドのサードプレイス感。
サードプレイスということばは、確かスターバックスが言い始めた概念だと思うが、自宅と職場に続く第3の居場所。
結局マクドの最大の吸引力は、サードプレイス感、言い換えると居場所感が強いということだと思う。
マクドの場合机にPCを広げて少々長居してもなんとなく許される感じがある。
(あくまでもなんとなくです)
ちょっとマナー違反をすると店の人に怒られて追い出される心配がない遠慮のなさがマクドの最大の強みだと思う。

このポジションが維持できている間はマクドナルドはなんとかなるのではないかと思う。

逆にお客の側も、マクドが従来通りのサードプレイス感を維持できるように、長居していても満席に近くなったら退去する、5回に1回くらいは高額メニューをオーダーする、などの配慮が必要であろう、と思った。
posted by ヤス at 11:44| Comment(0) | 徒然なるままに
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