2016年04月27日

エンブレム選考

やり直しになっていたオリンピックのエンブレムが決まった。

最終的に決まったのが市松模様のA案。
他の3案がカラフルなデザインだったのにA案は藍色のモノトーンで、前審査員からはA案ありきのプレゼンとか言われていた。

この市松模様のA案、個人的にはいいと思う。
最終候補に残った他の3案はカラフルできれいだけれど、何か既視感のあるいかにもありがちなものに見える。
市松模様は少し地味だが、それなりに独自性があって街の中に飾っても風景に埋もれない。
この4案の中から東京オリンピックのアイコンとして選ぶとすれば、A案選択はかなり必然的であったように思う。

報道によると4月25日のエンブレム発表で、正式発表前に決定が漏れていたというのが問題になっている。
審査員の誰かが報道機関に漏らしたらしいが、誰が漏らしたのは分からないという。
なんというか、スタジアム問題といい今回の東京オリンピックに関してはすっきりしないことが多い。
選ばれた市松模様のエンブレムは、賛否の意見はあるだろうが結果的にはそんなに悪い決定ではないと思う。
しかし、どうもその選考過程がなにかしっくりこない感じが拭えない。

で、ちょっとエンブレムの選考方法を調べてみた。

選考のやり直しに当たって公募の結果、1万4599点の応募があったそうだ。
それを形式審査で1万666点に絞り、それを一次審査で55インチモニターに次々写してそれに審査員が投票して5票獲得したのを残す、という風に絞り込んだらしい。
一件あたり10〜15秒で3日間かかったらしい。

それをさらに311点に絞って、さらに64点にして、そこで前回よりはかなり入念な商標調査をした後、4月8日に最終候補4案の発表に至ったという。
その辺りの選考過程や応募要領、審査委員の一覧を組織委員のホームページで見ることが出来る。

この選考過程については、いろいろ意見もあるかもしれないが、しかしどこをどうすれば透明で文句のつけようがない選考になるのか、というとそれほどの妙案も浮かばない。
「出来レース」という噂がどのあたりから出てきたのかよく知らないが、この選考過程の中に出来レース的な恣意性を差し挟むのを、審査員に分からないようにやり遂げるのはかなり難しい気がする。

結局のところエンブレム選考にあたってのしっくりしない感じは、組織委員会の偉い人である会長の元総理とか、専務理事の元事務次官の顔が浮かぶことの影響が大きいと思わざるを得ない。

あくまでも個人的にそういう印象を持つということですが。
しかし五輪本番まであの面子で行くとすると、今後もいろいろ問題が出てくる気がする。

ということで、エンブレム選考に関する世間の批判は、具体的な選考方法よりも組織委員の偉い人の人相の影響が大きい気がするので、どこかの時点でもう少し人相の良い人を看板にした方がいいような気がする、と思った。
posted by ヤス at 15:16| Comment(0) | 徒然なるままに
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