2016年04月26日

キラキラネーム

さてまた水泳の話。
今月10日まで行われた五輪派遣選考会兼日本選手権。

北島康介が引退したり15歳の池江璃花子が日本新を出したりいろいろあった。
今回注目したいのは2人の選手、400m自由形優勝の江原騎士と200m個人メドレーで2位に入り五輪行きを決めた今井月。
「江原騎士」と書いて「エハラ ナイト」と読む。
「今井月」は「イマイ ルナ」。
いわゆるキラキラネームである。

一般的なキラキラネームについて、わたしは今まではどちらかと言えばあんまりいい印象を持っていなかった。
「当て字」というのがあんまり好きではないのだ。

書いてある漢字が読み方が分からなくて、実は当て字でしたというのには、ほんのりストレスを感じる。
それと、当て字の中にも許せるものがあるような気がして、それは、言語センスの良さを感じさせるもの。
言語センスの中身を説明するのはちょっと難しいのだけれど、やたら画数の多い漢字を無理やり使ってややアニメっぽい語感を表現するようなパターンが、わたしのイメージするセンスの悪い当て字だ。
例えば「夜露死苦=ヨロシク」的な暴走族の落書き風の、「綺」とか「羅」とかの漢字をふんだんに使ったキラキラネームとか見ると、なんだかなあと思ってしまう。

で、ネットでキラキラネームを少し検索してみると、キラキラネーム根絶派の意見もたくさん載っている。
キラキラネームが原因で解雇されたとか、学校でいじめにあって泣いて訴えて改名したとか、どこまで本当か知らないがいろいろ書いてある。
しかし極端なキラキラネーム拒絶論も、少し違う気がする。
人生には変更不可能な前提与件がある。
有利な与件も不利な与件もいったんすべて飲み込んで生きていかないといけないのが、人生というものであろう。

ところで江原騎士と今井月に話を戻す。
騎士=ナイトも月=ルナも、キラキラネーム的にはそれほど下品ではなく、しかしどことなくアニメ的な匂いを感じるのはわたしだけだろうか。
江原と今井が並の水泳選手で、なんか変わった名前ですねえ、というだけの選手であればなんとなく痛い話で終わっていた気がする。

というか、実際に江原騎士は数年前までは名前が変わっていて前半だけ無謀に飛ばす、やや痛い種類の選手だなあとわたしは密かに思っていた。(ごめんなさい)
しかし今では後半も粘れる世界レベルの選手になって五輪出場も決めた。
そうすると不思議なもので「ナイト」という名前が全然痛く感じられなくなった。
しっくり違和感なく受け止められる。

今井月選手に至っては、頭角を現す以前から名前負けしていない可愛らしさに注目していた。

そして日本選手権での決勝レース入場時の厳しい表情から一転笑顔で会場に手を振る姿は、神々しいほど美しく、おじさんはなぜか泣くほど感動してしまった。
しかも泳ぎの実力もトップレベル。
もはやキラキラとかなんとか関係ない。

ということで、本人が輝いていればキラキラネームとかは実はどうでもいい問題であるなあ、というのが今日の結論。
そういうことにしておく。
posted by ヤス at 12:01| Comment(0) | 徒然なるままに
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