2016年03月28日

パレート法則の応用


パレートの法則というのがある。
百年ほど前のイタリアの経済学者のパレートさんが元ネタであるわりかし有名な法則。
パレートさんの研究によると、社会全体の富は上位2割の富裕層に集中し、下位8割の層には社会の富の2割しか配分されない、ということが分析して明らかになったらしい。

やがて経験的に、似た現象は社会のさまざまな分野で見られる、ということになってパレートの法則はポピュラーになった。

例えば英語の勉強をするのでも、頻出する単語や言い回しを上位2割だけ勉強すると、だいたい英語全体の8割マスターしたことになる。
ということになる。
あるいは人の話を聞くのでも、話の重要そうな2割だけ拾ってインプットすればだいたい話を聴いたことになる。
ということになるのだろうか。

ところでパレートの法則をもう一歩進めて、2割の中のさらに重要な2割に集中するとどうなるか。
2割掛ける2割で4%。
4%を押さえると、8割掛ける8割の64%が手に入ることになる。

さらに。
4%掛ける2割は0.8%。
ほぼ百分の1。
百のうちのひとつを押さえると、64%掛ける8割の51.2%、要するに半分が手に入る。

もしパレートの法則的な現象が成立するならば、だけれど。

さらにこれを突き詰めると、全体の3割だけ手に入れるのであれば、もっとも重要な上の方の3千分の1を押さえるだけでよい。

わたしの掛け算が合っていれば。

本屋に並んでいる新書は、一冊がだいたい12万字くらいらしい。
その3千分の1っていうと、40文字。

新書を買ってきて、その内容をもっとも重要な部分だけ40文字読むと、その本が3割理解出来る、はず。

実際にはその重要な部分を探り当てるために、結局全部読まないといけない。

またはそんな都合のよい重要な部分はその本にはないかもしれない。
だからたぶん言い換えると、その本を3割くらいの内容に圧縮するのにはせいぜい40〜50文字程度で足りる、ということになるのかもしれない。


世の中に流通する情報量は、この10年の間でも10倍くらいに増えている、という統計もある。
もう本当に、スマホやパソコンや紙の本・書類を眺める時間が長い。

でもパレートの法則が適用出来るのなら、そのような画面や紙を眺める時間は、百分の1、数千分の1に圧縮可能なのではないか。

そんなことを少し思った。

posted by ヤス at 13:35| Comment(0) | 徒然なるままに
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