2016年03月14日

五輪選考方式

名古屋ウィメンズマラソンが終わって女子マラソンの五輪代表はほぼ決着したと思われる。
記録が低調な男子の方は、3枠が2枠になってしまうのか、青山学院大の若い選手はやっぱり選ばれないのか、こっちの方はよく分からない。

マラソンの代表選びのゴタゴタは、もう4年に一度の風物詩みたいになっている。
世の中の世論的には、一発選考論が主流なのかもしれない。

競泳の選考も以前は選考基準が曖昧で、千葉すず選手と古橋廣之進会長の確執とかもあった。
競泳はその後選考基準を極度に明確化し、選考会である日本選手権で派遣標準記録を突破して2位以内か、世界選手権での金メダルというのが現在の基準であったと記憶している。
この選考基準では機械的に選考が完結する。
水泳連盟の偉いさんの恣意性の入り様が無く、その点で世間の批判を浴びる心配も無い。

ただし、欠点もある。
派遣標準記録を突破できないと、選考会で優勝しても五輪に行けない。
五輪には各国各種目2枠与えられている。
水連さえその気になれば派遣標準に届いていない選手でも選ぶことは出来る。
でも今のところバッサリ切り捨てている。

競泳の選考方式の良い点は、選手が積極的に記録を狙うようになったことだ。
今の競泳選手は昔に比べると前半から積極的に飛ばしているように見える。
そのせいかどうか、今の競泳陣は世界の強豪国のひとつに数えられるほど強くなった。
ただ、特に若い選手は記録が届かなくても選んでいいのではないかと思う。
鈴木大地も北島康介も高校で最初の五輪に出て、次の大会で金メダルを取った。
バルセロナ五輪当時中学生の岩崎恭子は、選考会から本番までの間にみるみる記録を伸ばして金メダルを取った。

さて、マラソンの選考である。
わたしのアイデアは、ポイント制の導入である。
過去の実績とか、暑さに強いとか、選考レースだけでは必ずしも判別が難しい要素などは、ポイント制である程度解消出来ると思う。
過去の3年くらいの世界大会の勝率や順位をその時のレースコンディションなども加味して点数化する。
選考レースも今の複数方式を維持して、タイム、順位、優勝記録などレース全体のレベル、コンディションなどをパラメーターとする点数化を行う。
その際に選手の将来性の加点として、年齢やレース経験なども加味出来るとなお良い。
それで最終的なポイントの上位3人を選んだらどうだろう。

点数化のパラメーターと計算方式は事前に公開して、選手はそれを見て選考レースに臨む戦略を練る。

選手選考に陸連委員の恣意性を入れた方がいいのか入れない方がいいのかは難しい問題だ。
だがどうも今の陸連は世論からも選手・コーチからもあまり信用されていないようでもある。
こういう場合は恣意性を排して機械的な選考方式にした方が良いような気がするのである。
ポイントの計算方式については、過去の事例を当てはめていろいろシミュレーションすれば今の時代あっという間にそれなりの精度のものが出来上がると思うのだが。

まあ選考方式も大事だけれど、陸上も水泳もなるべく若い選手にチャンスを与える方向で今後考えて欲しい、と思うのである。
posted by ヤス at 10:57| Comment(0) | 徒然なるままに
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