2016年02月29日

大量卒業

昨年末から今年初めにかけて、AKBグループの卒業表明が相次いでいる。

以前から卒業を表明していた高橋みなみなどとあわせ既に今年の卒業予定メンバーは10人に達するそうだ。
去年の卒業人数は10人だった。
最近になって地方メンバーの卒業が発表されたりしていることもあり、今年の卒業人数が過去最大になるのは確実な情勢だ。

ただ、2014年からのチーム8や今年から本格稼働したNGT48の分いっきに人数が増加している。
また、地方グループも新規オーディションやドラフト生加入で毎年のように人数が増えている。
母数のメンバー人数が増えているから卒業人数が増えるのもまた道理なのであろう。

さらにいうと、新メンバーが入ってメディアに露出し始めるとトコロテン式に既存メンバーの露出機会が減る。
露出の落ちた既存メンバーは別の人生を考える、ということもあるだろう。
既存メンバーには厳しい現実だが、この新陳代謝構造がAKBグループの長続きの秘訣だと考えられる。

AKBグループは、去年のじゃんけん大会が地上波中継されなかったり、CD販売の連続ミリオンが途切れたり、その人気の翳りが心配されたりもしている。
だが、国内の主要地方都市で、たとえば札幌とか仙台とか広島あたり、新グループ結成の余地がまだまだあるように思われる。
あるいは海外展開として、台湾とか、あるいはヨーロッパあたりに進出する可能性だって皆無ではあるまい。

AKBグループは、この10年間オープニング効果的な目新しさを切れ目無く提供して芸能界を席巻してきたわけであるが、今後はややそのトーンを落としつつ規模の拡大に引き続き邁進することが想像される。

とにかくAKBグループ的には、さながら止まったら死んでしまうマグロのように、常に変化し続ける必要があるのである。

わたしは、このように絶え間ない拡大を運命づけられたAKBグループが、12世紀にユーラシア大陸を席巻したモンゴル帝国に重なって見える。
モンゴル帝国の歴史になぞらえるならば、今のAKBは初代チンギスがモンゴル草原の諸部族を伐ち平らげて、次は南に下って中華文明を併呑しようか、あるいは西に進んでシルクロードの要衝を抑えようか、と策を練っている頃であるように見える。

歴史上のモンゴル帝国は、しばらくの間首尾良く快進撃を続けたが、AKBはどうであろうか。

いずれにしても、メンバーの大量卒業の傾向は今後しばらく定着するに違いない。
既存メンバーの卒業は、せっかく築いたファンの支持を一部破棄することにつながるけれど、捨ててこそ得られる新しい果実というのもおそらく確実にある。

日本の産業構造も少しくらい参考にした方がいいかもしれない、と思った。
posted by ヤス at 10:33| Comment(0) | 徒然なるままに
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