2016年02月26日

技術革新と個人の仕事3

総務省の統計によると、平成25年におけるスマートフォンの世帯普及率62.6%であるらしい。
ちなみに平成22年以降の普及率推移は以下の通り。

22年9.7%→23年29.3%→24年49.5%→25年62.6%

携帯電話全体の普及率は過去10年以上にわたって95%前後で横ばい状態である。

平成27年のスマホの世帯普及率はおそらく70%を超えているだろう。
また、スマホ増加によってシェアを奪われたガラケーは採算悪化からメーカーの事業撤退が相次いで今や絶滅危惧種状態だ。
ガラケーの自滅もあり、早晩、携帯電話市場は100%スマートフォンで占められるようになるに違いない。


20年前わたしの周辺では、パソコンで仕事をする個人や中小企業というものが発生し始めていた。
パソコンで各種の業務を処理する流れは時とともにだんだん普及して、今では経理業務や個人の確定申告もパソコン使用が当たり前。
あるいは、社外向けの提案資料を今時手書きで清書する会社はいないだろう。
だが20年前には対外資料を手書きでつくるのはわりかし普通だったのだ。
というか、パワポ等の普及が今日のような「プレゼン文化」のスタイルを生み出したのだと思われる。

そこまでは業務処理のパソコン化である。
これによって仕事の処理効率が倍になったとか10倍になったとかいう話である。

だが、現在のように個人が「通信機能付きの携帯パソコン」=スマートフォンを持つようになったことは、パソコンによる変化とはかなり質的に異なるインパクトを世の中にもたらす、と考えられるのである。

スマホ普及のインパクトは、今までの仕事が10倍速くなるとかいう性質の話ではなく、今まで存在しなかった方法が次々出てくる、という類の話なのである。

例えば細かい個人属性や趣味やライフスタイルに合わせた広告の方法とかについて、今そっち側の業界は血眼になって開発している。
なにせスマホの普及は直近数年のことなのでたぶん業界的にまだまだ固まっていないのだ。
一方で1年もあれば新しい技法が考案されて市場投入されて、そのまま定着するか廃れるか結論がすぐに出るのだろう。
そういう意味では、すでに数年も経過している、というべきかもしれない。

とにもかくにも、スマホの普及はそれを使っている本人たちが思っている以上に世の中を変えつつあると感じる。

その変化のひとつは、事業者と、そのお客さんが持っているスマホとの位置関係であることは間違いない。
そういう変化を今さらながらひしひしと感じる今日この頃なのである。
posted by ヤス at 10:48| Comment(0) | 徒然なるままに
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