2016年02月22日

民主党は嫌いでも、


少し前に民主党のポスターのキャッチコピーがニュースになっていた。

「民主党は嫌いだけど、民主主義は守りたい」

というのがそのコピーである。
言うまでもなくAKBの前田敦子の名台詞「私のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください」がネタ元である。

前田敦子がこう言ったのは2011年のAKB総選挙のことであったらしい。

前述の民主党のキャッチコピーに対しては、たくさんの批判のコメントが寄せられていた。
一方で賛同する意見はまったく見かけなかった。
あるいは、日本中で一人や二人は応援していたのかもしれない。
が、とりあえずぱっと見の評判はすこぶる悪い。

批判の意見の主な趣旨は、前田敦子は総選挙で一位になってあの台詞を言ったのであり、ズタボロの民主党がパロディするのはかなりの勘違いである、というもの。

だがわたしには民主党のこのコピーを考えた担当者の気持ちがなんとなく分かるような気がする。

民主党は、要するに自民党に対する批判票の受け皿になりたいのだろう。
それも、場合によっては民主党でなくても、自民党以外ならどこにでも入れてくださいという低姿勢なのだ。
たぶん。

自民党はこれまで特定機密や安保法制、あるいは原発や沖縄問題などにおいて、国民大多数の民意を反故にしてきた。
あるいは閣僚たちの数々の失言、政治と金の問題にも関わらず、メディアに対する高圧的な態度を続けて反省の色が見えない。
少なくとも民主党はそのように考えている。

このような自民党の反民主主義的な政治手法に対し、多くの国民が危機意識を持っているに違いない。
と、民主党は考えている。

だが、今のところこれら国民の投票の受け皿が見当たらない。
おそらく現在の民主党や維新の党には投票しにくいであろう。
しかしそこのところを、民主党でなくても、共産党でもおおさか維新でも民社党でも自民党以外ならどこでもいいから批判票を投じてほしい。

そういう思いではないか。


そしておそらくそういう消去法的な投票呼びかけの意識構造が、民主党のものすごくダメなところだと思う。

企業や国家組織に依拠しない市民個人を土台に置いた日本社会の再構築や、為替メリットも資源安メリットも企業セクターがせき止めている今の経済構造を改革するというポスト資本主義的な政策軸が今必要だと思う。

自民党に反対しよう、というのはいい加減止めて、民主党に賛成しよう、という方向の打ち出しが絶対に必要なのだ。
そしてそのための政策の軸はそこら辺に転がっている。

もう手遅れのような気も若干するが。
posted by ヤス at 11:43| Comment(0) | 徒然なるままに
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