2016年01月29日

現実とファンタジーの違いについて

スターウォーズの客の入りは一段落したのだろうか。
厳しい情報統制でネタバレを防いできたスターウォーズであるが、方々に出ている評論や紹介記事を読んでいると、なんとなくストーリーの輪郭が浮かんで来るようである。
まあでも、実際に見たら想像以上に面白いのだろうとは思う。

ひとつ思ったこと。
スターウォーズの世界には、R2D2とかエックスウィングとか、ロボットや乗り物や兵器の数々が登場する。
ところでこれらの登場メカのテクノロジーは、今日の地球人類の場合と同様に日々進化しているのだろうか。

ひょっとして、スターウォーズの世界では技術進化はずっと止まったままなんじゃないか。
ハン・ソロは歳をとって時代は進むけれど、登場人物が活躍している舞台であるところの宇宙は時間が止まっているのではないか。
それがファンタジーとしてのスターウォーズの世界なのではないかと思ったのである。

たぶん、時代が変遷せず時間が止まっている世界というものがあれば、それは天国であり、あるいはファンタジーの世界なのであると思う。

そこでは誰も歳をとらない。
だから死なない。
死なないということは、新しく生まれないということになる。
いわゆる輪廻の回転が停止して煩悩から解放された世界なのではないかと想像する。

しかしスターウォーズではハン・ソロは歳をとる。
スターウォーズは家族の物語なので登場人物が歳をとらないと話が進まない。
アナキンとパドメからルークとレイアが産まれることによってシリーズで7本も映画が出来あがった。

でもたぶん彼らの周辺の世界は依然として時間が止まっている。
スタートレックみたいな瞬間転送装置とか、エックスウィングの無人ドローン化などの技術は、あるいはやれば出来るのかもしれないが、実現すると映画のハラハラドキドキが目減りしそうなのであえて開発しない。

そういうところにファンタジーの要素が残っていて、だから面白い。


ひるがえって、現実の人類社会にはムーアの法則とかがあり、万能幹細胞とかの研究も進んでいて世の中止まることがないようである。
今、地球人類は総人口でも世界経済の規模でもそろそろ総ボリュームの限界が見え始めて20世紀初頭までの脳天気な拡大指向がだいぶ失われたようである。

だが、総ボリュームの拡張速度は鈍化しいつか停止したとしても、質的な前進、テクノロジーの進化は変わらず歩を進めるであろう。
というかこれまで以上に質的前進は速くなって来るのではないかという気がする。

質的にけっこうな速度で前に進む社会というものは、それに付いていけない人にとっては大変な世界である。
でも、止まっている世界というのはファンタジーの中だけにあって現実の宇宙は、どちらの方向に向かっているのか知らないが、絶え間なく変転するものであるらしい。
そして宇宙が変転し続ける限り、人類の煩悩のタネは尽きないのだがだからこそ現実世界は面白いのであろう、となんとなく思った。
posted by ヤス at 14:57| Comment(0) | 徒然なるままに
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