2016年01月20日

面白いことを言う能力

なんだかんだいってSMAPのことが気になる。

わたしは別にSMAPやメンバーの誰かを応援しているとかいうこともないのだが、日本の芸能界における「アイドル」のロールモデルを確立したSMAPが今後どうなるのかは、やはり気になる。

今後想像されるストーリーとしてもっとも平凡なのは、解散騒動の余韻もひと段落しSMAPはふたたびテレビの世界で元の通り活躍を続けたのでした、めでたしめでたし、というパターンと思われる。
で、今日も休むことなくインターネット世界を飛び交っているSMAP関連のニュース、下世話な噂、裏事情記事などを眺めているところでは、たとえ元の鞘に収まったとしても完全に今まで通りは無い、という雰囲気を強く感じる。
こればっかりは当事者たちに直撃しないことには真相は分かりようがないが。
分かりようはないけれど、いくらか脳みそを奮って考えてみることは出来る。

で、考えてみたのだが、めでたく元の感じで活躍を再開するというのはやはり難しいのではないか。
SMAPはアイドルグループとして積極的にバラエティ番組に進出し、被り物や水かぶりなどのヨゴレ仕事も厭わずこなしたパイオニア的存在である。
いや、SMAPの前に郷ひろみや野口五郎なんかもゴールデン枠でコントをやっていた。
おそらく敏腕マネージャー女史はその辺をお手本にしたのかもしれない。
ともかくも今日において、若手のアイドルは男女問わずテレビのバラエティでお笑いのジャンルにチャレンジする、というのがひとつのお約束になっている。

それはSMAPが築いたひとつの功績と言ってよいだろう。

で、25年間の活動を通じて成熟して来たSMAP各メンバーのお笑い能力は、この事件を機会に大幅に縮小してしまうのではないか。
そうなるとあの5人はただのカッコイイ40代タレント、ということになってしまわないか。
彼らのお笑い能力が復元するためには、今回の事件を昔話として昇華し、笑い飛ばしてしまえる日が来る必要があるのではないか。
果たしてこの先スネに傷を持ち、背中に闇をしょったままで、共演のタレントを面白くいじることが出来るのか。

ネット上を飛び交う不確かな下世話情報を基に考えた限りでは、近い将来に上記のような事態が生じる可能性はゼロであるように思われる。


考えてみると、テレビタレントにとってのお笑い能力と言うのはきわめて重要、というか致命的に重要であるのだと思う。
テレビを観ている人々は、単純にほっこり笑いたいのだ、と思うのである。
というか、お笑い能力は人間のコミュニケーションの土台の非常に重要な部分と言っていいと思う。
テレビに出るエンターテナーにその能力があるのは当然でしょう、という話。

今回の事件でそこのところがかなりの程度壊れてしまったのではないかと危惧するのである。


日常生活においても、面白いことを言うのはけっこうむずかしいよなあと痛いほど思う。
われわれのレベルではすべり芸でさえ上手にすべれないのである。
その意味で、瞬発力勝負のテレビ界で活躍する人々はほんとうに偉大であるなあと、蛇足ながら思う。
posted by ヤス at 14:49| Comment(0) | 徒然なるままに
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