2015年11月28日

景気と国際情勢について少し考える

この数日急に寒くなって冬らしい感じだ。

11月の中旬を過ぎて何度か山間の道を走ることもあったがなんだか紅葉も色づきが悪い。
そういえばニュースでスキー場に雪がなくてたいへんだとやっていた。
やはり冬は寒く、夏は暑い方が景気にも良いだろう。


折しもこの間のGDP速報で4−6月期のマイナス0.4%に続いて7−9月期がマイナス0.2%になった。
年率換算で0.8%の下げ率だ。
ちなみに2014年の4−6月期と7−9月期は消費税を5から8%に上げた影響でGDPが激しく落ち込んだ期にあたる。
その悪かった前年の数字に比べてさらに落ち込んでいるので事はけっこう深刻なんだと思うのである。

思い返すとこのGDPマイナスは中国の上海証券市場が8月に暴落したあたりがきっかけだったように記憶している。
その後中国政府が対策を打ち、日米の株価も持ち直してもうすっかり忘れてしまっていたけれど、そういうことも確かにあった。

そんなことで中国バブルの調整が一段落し、一方でアメリカの景気はかなりいいらしい。
アメリカではあのサブプライムローンもすっかり復活して、このローンを使った自動車や住宅の購入もふたたび活発になっているそうだ。

今回の日本の四半期GDPマイナス成長の主要因は大きく落ち込んだ企業の設備投資である。
7−9月期は「暑い夏」を追い風に個人消費が堅調で輸出もまあまあだったのに、企業の設備投資が落ち込んで全体でマイナスになった。

しかしアメリカの景気が好調なのでそこもなんとかなるかもしれない。
近年の傾向として、アメリカが好況だと「世界の工場」である中国のアメリカ向け輸出が増える。
日本はその中国に生産設備や機械部品などを輸出しているから、そうなると日本の中国向け輸出が増える。
(もちろん日本からアメリカに直接輸出の自動車も好調である)


と思っていたら今回の大規模テロの連続。
またもともと複雑怪奇なシリア周辺をめぐる政治的連関の爆弾が発火して、ロシアとトルコは経済戦争に向かいつつあるようだ。
まったくジェットコースターみたいに情勢が変化して何がどうなっているのかよく分からない。


ということで、これからしばらくは、アメリカの好況は続くのか、あと利上げのタイミングはどうか。
経済問題と難民問題に揺れるヨーロッパはどうなるのか。
シリア地域の軍事的情勢はどっちに向かうのか。
そのあたりの国際情勢に注視すべきなんだろうと思っている。


で、それらの状況を受けて日本がどうなるのかが問題だが、日本の問題は構造的なものなので長い目で取り組まないといけない。
だからすぐにはほとんど何も変わらないだろうと思う。

せめてこの冬がもう少し冬らしく寒くなって、クリスマスセールが盛り上がってほしいと思うのである。
posted by ヤス at 16:10| 徒然なるままに