2015年11月27日

ムーアの法則

ムーアの法則
デジカメ業界では今年もたくさんの新機種が発売された。
特に秋冬にかけてキャノンとソニーから超高画素機が出て驚かされた。
キャノンの新型5Dsは一気に5千万画素オーバーだ。
またソニーのαRUは4千2百万画素。
同じセンサーを載せたコンデジRX1Uも出た。
値段はキャノンもソニーも40万円超でとても手軽に買えそうにない。

高画素デジカメは3年間ほどはニコンのD800シリーズの独壇場だったがここにきてやっとライバルに追い抜かれた。

キヤノンなんかはその気になればすぐに対抗機種を出せるんじゃないかと思っていたけど、けっこう時間がかかった。
たぶんボディ内のデータ処理能力アップやセンサーの感度性能などのチューニングをコツコツやっていたのだろう。

また最近はPCの性能も上がって安いPCでも大きな画像を余裕で扱えるようになったのも高画素化を後押しする。

ということでデジカメの画素数の主流はこの5年くらい、1千万〜2千万画素で止まったままだったけれど、これからは普及機種も5千万画素超に向かって再び拡大路線に向かうのだろうか。


でも、どうもそうではない気がする。

ムーアの法則というのがあって、18ヵ月でCPUの集積度が倍になるという、あの法則であるが、これが2020年頃に理屈上の限界に達するらしいのである。
あるいは製造コストも考慮するとさらに限界到達が早まるともいう。

集積度が限界に達すると、CPUは現状とは異なる作動原理などの革新的変化がない限り今まで違って進化スピードが大幅に鈍化してしまう。

要するにPCの速度向上はもうすぐ踊り場であり、半導体技術に依存するデジカメ画素数競争も天井に頭をぶつけるのではないか。



そういえばこの数年は、PCのクロック数とかメモリ容量とかの拡大ペースが幾分鈍化している気がする。

ところでムーアの法則が限界に達するとPC業界の方はどうなるのだろうか。

ひとつ思うのは、今までPCのハイエンドは30万円とか40万円とかだったが、これがぐんと下がるかもしれないということ。
そして今ローエンドの3万円くらいのタブレットが、2千円とかになってワゴンに山積みで投げ売りされるようになるかもしれない、とか思う。

いずれにせよ、ムーアの法則の限界がこんなにすぐそこに来ているのを知って少し驚いた。

たぶん後10年もすれば光か量子か知らないが、まったく新しいアーキテクチャーのコンピューターが主流になり、今の半導体コンピューターは前時代の遺物扱いになっているのだろう、と思ったりした。
posted by ヤス at 16:08| 徒然なるままに