2015年11月22日

パソコンとキーボード

パソコンとキーボード
パソコンの出荷台数が年々減っているらしい。
今年8月に出た予測では2015年の世界出荷台数は2億8160万台となっている。
これは前年比8.7%減の数字らしい。
さらに、対前年の減少は5年連続らしい。
ということでパソコンはかなり急激に需要が減少している。
この間中国はじめ、東南アジアやインドやブラジルとかが経済成長しているにも関わらずである。
パソコンが減っている理由は、たぶん間違いなくスマホの普及だろう。

2015年の世界のスマホ出荷台数は、14億3650万台らしい。
対前年10.4%の伸びに「留まった」とニュースには出ていた。

ついでに、タブレットは2014年が2億2611万台だったらしく、それまで伸びていたのが2014年第4Q頃から減少に転じたらしい。

これらの数字を見ると、いかにスマホの勢いが隆盛であるかを思い知らされる。
確かに、メールをやりとりしたりするくらいなら、スマホの方が断然手軽で便利なのであるし、最近はエクセルやワードの編集も出来る。
だからパソコンの比較的ライトなユーザー層はスマホがあればパソコンは要らない。
そこへ行くとタブレットは、電源オンオフなどの手軽さではスマホ並だがサイズ感においてはずっとパソコンに近い。
タブレット減速の原因はその辺だろう。


逆に言えば、スマホではカバー出来ないヘビーな作業ではパソコンの需要は続くだろう。
大画面やCPUパワーを要する用途はパソコンにまだ強みがある。
むしろタブレットの方が危ういのではないかと思われる。


結論から言うと、パソコンとタブレットを分かつものはキーボードであると思う。
スマホで外付けキーボードを使う人は少数派だろうが、タブレットでは多いのではないか。
しかしタブレットで外付けキーボードを使うのでは、ノートパソコンとさして変わらないのである。

本来、スマホ作業でより大きい画面が欲しいなあと思う需要をタブレットがカバーする、というのがタブレットの領域ではないか。
なので、タブレットがノートパソコンに対する優位を確立するにはキーボード無しであくまでもライトに使えることが必須であるように思う。

かつて、パソコンにおいてキーボードの操作はある種の鬼門であった。
特に日本人はタイプライター文化もなくキーボードの存在がパソコンの一般庶民への普及を大きく阻害すると考えられた。
このため、一時期は手書き入力などのキーボードを代替する入力方法が激しく研究された。
しかし今やキーボード操作はパソコンの存在意義そのものと言ってもよい時代になったと考える。
普通の人々のための簡単コンピューターとしてのポジションは今やスマホのものであり、パソコンはやや高度な業務用事務機用途に収斂しつつあると思われる。

そういうことで、キーボードこそがパソコンのアイデンティティであるなあ、と思った。
posted by ヤス at 10:55| 徒然なるままに