2015年11月11日

今度こそMRJ初飛行

今日こそはほんとうにMRJが飛ぶ。
50年ぶりの日本における国産旅客機の初飛行の成功を祈りたい。

ところで、最近の飛行機はどれも似たようなデザインに見える。
低翼配置のエンジン双発という基本形に沿った機種が増え、また設計もコンピューターシミュレーションでやるので機首周りや翼のカタチなども似た形状に収斂するのだろう。

昔の飛行機、特にプロペラ時代の飛行機は、機体形状にもっとたくさんのバリエーションがあった。
これは難しい空気力学の計算に使える高性能のコンピューターが無く、いろんな人が試行錯誤で設計していたからだと思われる。
ただし、棒状の胴体の重心位置に細長い翼を配置し、機体後端に水平・垂直の尾翼がくっつく基本形は共通である。
これはこのカタチがいちばん操縦しやすかっただろう。

未来の飛行機では、この基本形状について革命的な提案が出て来ることが期待される。
アメリカのNASAで研究を進めているのに「全翼機」というのがある。
世界で一番高価な軍用機として有名なB2スピリット爆撃機(1機2000億円らしい)が現時点で唯一の実用全翼機だと思う。
全翼機は操縦性に難があるのが欠点だったが、最近の電子制御技術により実用化が可能になったようだ。
全翼機は機体全面で揚力を発生するため空力的な効率が良く、大きな主翼内は十分な容積があるのでスペース効率も良い。

三菱重工はどうせやるなら2〜30年先を見越して旅客機形状の革新にもチャレンジして欲しいところではあるが、そのためには莫大な開発資金がいる。
これにまた多額の税金を投入する、というのもやや微妙な話である。
まずはMRJの商業的成功が不可欠ということになる。


機体形状の革新といえばホンダジェットが、主翼の上側にエンジンを配置し、胴体の形もイルカがはねたような変わった形状になっている。
躍動的でいかにもホンダらしく見えるのは気のせいだろうか。
機体の形の印象だけだけれど、なんだかホンダジェットの方がうまく行きそうな感じがしてきた。

ちなみにMRJのお値段は座席数78〜92席で47億円、ホンダジェットは7〜8人乗りで5億4千万円らしい。



MRJの初飛行はユーストリームで生中継するらしいが、見る時間あるだろうか。
posted by ヤス at 08:04| 徒然なるままに