2019年05月15日

オートバイはやっぱり危ない

オートバイに乗っていることを人に言うと、危ないから気をつけてね、と返されることが多い。
実際オートバイの事故の発生率、事故が発生した場合の重篤度は四輪に比べるとかなり高いようである。

あるデータによると、四輪の国内登録台数は約770万台だそうである。
対して四輪のある年の事故による死傷者数は44万人。
登録台数あたり約0.6%程度。
これが二輪(125cc以上)だと登録台数360万台に対し3万人。
率にして0.9%ほど。
四輪と二輪では平均の年間走行距離が、四輪の方がだいぶ長いと思うので単純な比較はあまり意味がないかもしれない。
それを念頭においても、二輪の事故による死傷者数はいうほどでもないように一見見える。

しかしこの死傷者数のうち、「死亡者数」は四輪が約1300人、二輪が700人弱。
登録台数あたり比率で言うと、四輪0.002%弱、二輪0.01%強。
登録台数あたりの事故死亡者の発生数は、二輪の方が四輪より一桁高いのである。

事故の発生確率そのものは四輪と二輪ではそれほど大差はないが、二輪における死亡者数発生はかなり高い。
これは重傷者数の発生についてもほぼ同傾向。
四輪では死傷者のうちの97%が軽傷者で死亡重傷は3%程度だが、二輪では同じく83%、17%くらいになっている。

二輪は事故に合う確率そのものは四輪と大差ないが、いったん事故するとただでは済まないということだ。
これは四輪がエアバッグとかABSとか安全ボディとか自動ブレーキとか、安全装備がどんどん進化して市販車への義務化も進んでいるのに対し、二輪の場合はせいぜいABSの義務化が進んだくらいで、それ以外の安全装備は二輪の構造上なかなか難しいというのがあるのだろう。

だから確かに二輪に乗る人、それも原付きよりは速度の出しやすい大型バイクの場合は特に安全に注意する必要があるのは当然だ。

しかし逆に言うと、オートバイのいかにも危ない感じがその魅力であるというのもひとつ言えるのである。

オートバイに乗っていると、強風に横から煽られてフラフラし、ロクに横を見ずに運転しているおばさんの自動車に横から割り込まれてぶつかりそうになり、いろいろ「危ないなあ」と思うことが多い。
この間も、特攻隊的な運転をするおっさんの軽トラが右車線にはみ出しながら強引な幅寄せからの追い越しをかけられて、死にそうになった。
こういう目に合うのも二輪ならではだと思う。

ただいつも考えるのであるが、人間が生きているというのは「死ぬ可能性がある」ということだと思う。
「死ぬ可能性のない」人間はすでに死んでいる人である。
だから死ぬ目にあうと、生きていることを実感せざるを得ない。
オートバイに乗ることの「原因」のひとつには、そういうこともあるような気がする。

ということで、これからもキレたおっさんが運転する四輪の危険運転にもなるべく腹を立てないように、必要以上に安全運転でオートバイに乗っていこうと思う。
posted by ヤス at 10:24| Comment(2) | 徒然なるままに