2019年05月13日

2020年に改正憲法施行の意味について(妄想)

この間の憲法記念日にあらためて安倍首相が「2020年を新しい憲法が施工される年にしたい」と述べたらしい。

そういえば憲法改正の話がなかなか進んでいないなあと思っていたので、なんだまだやる気はあるんだなと少し「安心」した。

今年は7月に参院選挙(3年毎の半数改選)がある。
そして10月には消費税の8%から10%への増税が控えている。
参院選では、ひょっとしたら衆院総選挙との「ダブル」もあるのではないかとささやかれている。
ダブル選なら与党的にぐっと勝率が上がるらしい。

わたしは政治の専門家でもないし最近は特に関連ニュースを熱心に読んでいるわけでもないのであまりその辺の確かな状況を語ることもできないのだけれど、上記の材料をながめていて少し妄想が膨らんではいる。

まず最近憲法改正論議があまり聞こえなくなった状況で、なぜわざわざ安倍首相が「2020年新憲法施行」を言ったか。
2020年中に「国民投票の実施」ではなくて「施行」なのである。
そのためには現在開催中の通常国会(会期6月26日)に改憲原案を提出しないといけないような気がする。
そんなことが可能なのか。

ひとつ思うのは、憲法改正は安倍首相の政治的な命の源であるということだ。
安倍さんなら憲法を変えてくれる、というので多くの人々の支持を引きつけている現実がある。
定期的に「憲法を変えます」のアナウンスを欠かすことができない。
だから憲法記念日にわざわざ改憲に言及したのだろう。

しかしならなぜ2020年施行なのか。

ここには消費税が関係しているのではないか。
本当は増税をしたくない安倍首相としては、増税を既定路線と見せかけつつ土壇場で再々度の増税中止をするつもりなのではないか。
財務省を中心とした増税派(その中に麻生さんとかもいるのかな)を煙に巻きつついきなり増税を止める。

増税中止のリミットはギリギリ参院選公示のちょっと前くらい、6月頃までだとか言われている。
そこで増税中止を宣言し、これを争点にして衆院と合わせたダブル選にする。

どのみち今度の参院選は、与党はかなり分が悪い。
ひょっとしたら現行勢力の3分の2を割り込む。
そうなると憲法改正どころではなくなるという事情もある。

だから増税中止を争点にダブル選にして議席を確保する。
そうするととりあえず改憲可能な体制だけは維持できる。

安倍首相にとって改憲可能な体制にほころびが生じるのは、コアな支持者の離反を招き命取りになりかねないのである。
だから現実の改憲を実行はできなくても、改憲可能な体制を維持し「必ず改憲します」と言い続けることは必須なのである。

そうなると消費税が改憲体制維持の材料に使われることがなくもないような気がする。

それで安倍さん的に本当のところ改憲をやる気があるのかないのか。
安倍さんとしては改憲が悲願だというのは本当だとは思う。
ただ、実際に改憲に着手してもし途中で頓挫するとそこで安倍さんは終わる。
だから必勝の態勢を確保できないとなかなか着手もできないのではないか。

というのはあまり大した根拠のない妄想であるが、まあ、あとひと月少々もすると状況が明らかになるだろうから、それまで待つことにする。
posted by ヤス at 11:03| Comment(2) | 徒然なるままに