2019年05月05日

全固体電池実用化目前

道の駅に寄ったりすると、電気自動車用の「急速充電」設備を設置しているところが多い。
実際、その設備には日産リーフやテスラなどの電気自動車がかなりの頻度で入れ替わり入ってきてコードをつないで充電している。
以前はあの設備、ほとんど利用している場面を目撃したことがなかったような気がするが、現在では、まあGWでいつもより出掛ける人の総数が多いというのもあるかもしれないが、しかしかなりの頻度でみんな使うようになったんだなあと思った。

電気自動車といえば最近は「全固体電池実用化目前」みたいなニュースをよく目にする。
トヨタは2020年前半の実用化を目指すと発表したし、日立造船は2019年度中(つまり今年中)に量産開始の予定だという。

電気自動車のウィークポイントがでっかくて重くて高価であることなのは周知の通りであるが、全固体電池はこの問題をことごとく解決する可能性があるらしい。

現在主流のリチウムイオン電池は電解質に液体を使っているため熱に弱く、劣化すると膨張したりする。
また厳重にシールしないと真空状態で使えない、水と反応して発火しやすいとか、いろいろ問題がある。
リチウムイオン電池は熱に弱いのであまりぎゅうぎゅうに配置すると過熱して危ないから、適当に間隔を空けないといけない。
だからどうしても容積が大きくなるし、熱対策のヒートシンクやらなんやら、付属物の重量・容積がこれに拍車をかける。

そこへいくと全固体電池は、そもそも製造工程で数百度で「焼き固めて」作るのでそもそも熱に強い。
熱に強く、また放電充電での熱発生も少ないからぎゅうぎゅうに詰め込むことができる。
マイナス数十度の低温にも強い。
固体だから真空でも平気、また経年劣化にも強く基本メンテナンスフリー。

現在の技術だと重量で3分の1くらいにできるらしい。
今、電気自動車の日産リーフの電池重量が250kgらしいが、これが80kgくらいになる、つまり170kgくらい軽くできる。

全固体電池は、今は最適な固体電解質の開発と低コスト量産技術の確立に各社が血道をあげているようだが、この感じだとあと5年くらいで普通の技術になるような気がする。(なって欲しい)

折しも、アメリカ連邦航空局では本格的なドローン配送の飛行許認可を今月から交付する予定だというニュースが流れている。
重量の制約が厳しいドローンには、全固体電池の技術は大きな追い風だと思う。

全固体電池は過酷な使用条件に強い特徴を生かし、最初は宇宙用とか軍事用、次に飛行機やドローン用、さらに自動車用、最終的に普通の家電製品へと徐々に広がっていくのだろう。

全固体電池が実用化の暁には、今ガソリンエンジンで走っているオートバイも電気化されるのだろうか。
オートバイが電気化されると、とりあえず「エンスト」がなくなる。
モーター逆回転で「後進」も比較的簡単にできると思うので、ぜひ「バックギア」は標準装備にして欲しい。

それで「オートパイロット」とか「自動バランスで転ばない装置」とかも付いていると最高だな、とか思った。

岡山まであと300kmほど、あとは帰るだけ。



posted by ヤス at 08:43| Comment(2) | 徒然なるままに