2017年08月11日

北朝鮮情勢

北朝鮮がグアム周辺にミサイルを打ち込む計画を表明したことが物議を醸している。
そのせいで日経平均株価は2万円を大きく割り込み、理由はよく分からないが円相場もかなり円高に振れて、ミサイルはまだ発射されていないがかなり実世界にも影響が出ている。

それでアメリカはこの計画に対しグアムを拠点とする戦略爆撃機B1Bランサーによる北朝鮮のミサイル発射拠点に対する爆撃の可能性に言及するなどかなり緊迫度を増す事態になっている。
しかし思うのだが、北朝鮮のミサイル拠点を攻撃するのにB1Bを使うというのはちょっと合点がいかない。

ターゲットとなるミサイル拠点は、一部報道によると24箇所というのが出ていたからもう具体的に特定されているのかもしれない。
爆撃機で攻撃するためにはターゲット位置が正確に分かっている必要がある。
だからアメリカの表明は、言いたかったのはミサイル拠点をアメリカ軍は把握しているぞ、ということだったのではないかと思う。

そして攻撃ターゲットが把握できているなら、攻撃は有人爆撃機ではなく密かに北朝鮮沿岸に近づいた原子力潜水艦の巡航ミサイルによって行うのではないか。

最近は原子力空母艦隊を派遣したとか、アメリカ軍が韓国軍や日本の自衛隊と共同で北朝鮮攻撃の演習をするとか、目に見えやすい威嚇的行動が目立っている。
グアム攻撃を示唆されて、それに対しグアムから爆撃機を飛ばして攻撃するというのは、ちょっとドラマチック過ぎてなんだか却って現実味が薄い気がするのである。

そもそも北朝鮮がグアム攻撃計画を表明したのは、ここを拠点にするB1B爆撃機が目障りだったからだろう。
しかし北朝鮮に対する攻撃手段はグアム以外にも在韓米軍基地や洋上の原子力空母や前述の潜水艦などいくつもある。
物理的距離から言えば在日米軍基地からの攻撃も可能だろう。

北朝鮮としてはそのどこかに一発でも攻撃を繰り出せば、アメリカ軍の攻撃を受けて金王朝体制の破滅につながる。
だから北朝鮮に出来ることは、ミサイル実験など「周辺敵国」に損害を与えない程度の示威行動がせいぜいであろう。
つまり、実際にミサイルがグアムなり日本なりに飛んでくる可能性は事実上あり得ないと思う。
まあ彼らが合理的思考を行う限りにおいては、であるが。

北朝鮮としては、現在の緊張状態をなるべく長く維持して、その中で体制を維持する覚悟なのだろう。

ただ金正恩同志の体形を見るに、彼の健康状態が事態の解決に大きく作用するのではないか、という気もする。
だから彼が痩せて肌ツヤが良くなったりし始めるといよいよ面倒くさいことになるのではないか、と思ったりした。
posted by ヤス at 14:34| Comment(0) | 徒然なるままに