2017年05月18日

寿命について

昔は人生50年といった。
現在の人間の平均寿命は、日本では80歳くらいのものである。
しかし他の動物では長生きするのがいるらしく、ある種類の魚は400年とか生きるというのがネットニュースで流れていた。
なんでもニシオンデンザメというサメの仲間らしい。

しかもこれは野生生活における寿命が400歳ということである。
野生動物では、怪我をしたり病気をしたりして五体満足で無くなると、おそらく生きていくことが難しいだろう。
そう考えるとこの寿命400年というのは、人間でいうところの健康寿命と考えて良いのではないかと思う。
それなりの活力を保ったままの寿命400年。

もし、人間が元気で400歳まで生きられるとしたらどうなるのかと少し想像した。
もっと卑近に自分があと300と何十年か生きられるとしたらどうか。

これはあるいは、今よりももっと怠け者になってしまうのではないかと思った。
現在の人間の寿命が80年くらいというのは、やはりそれなりに意味がある。
わたしの場合で言えば、平均寿命の真ん中をもう過ぎている。
今後の医療の進化を考えると、思いがけず100歳くらいまで元気に生きることができるかもしれない。
しかし平均余命の統計データからすると、あとせいぜい30年と少しくらいがいいところである。

死にかけるような大事故や大病を経験していないと、歳をとってもなかなか己の寿命の限界というのを実感できないもののようである。
しかし多くの人は平均寿命の折り返しを過ぎたあたりから、なんとなくではあるが「デッドエンド」の存在をぼんやりと感じるようになるのではないかと思う。


しかし、人間の平均寿命というのはなかなか絶妙な年数になっている。
何かを成すには短く何もしないには長いとはよく言ったもんで、しかし人は永遠に生きられないからこそ生きているうちにやりたいことをやってしまおう、と思うのだろう。
人間の行動が動機付けられる根底には、人はいつか死ぬというシンプルな理屈がある。

しかもそれが300年とか500年でなくてせいぜい100年足らずというのが非常に良い。
微妙に焦る年数である。
もし人間の平均寿命がニシオンデンザメ並みであれば、今の社会の様子も相当に違ったものになっていたのかもしれない。

あるいは寿命が50年とか80年とかいうのに合わせて、人間は行動の選択をしているのかもしれない。
ということえ当たり前のことであるが、寿命のタイムスケールが人間の行動に与える影響はかなり大きいというのを、ちょっと思った。
posted by ヤス at 12:26| Comment(0) | 徒然なるままに