2017年05月15日

五月病

このあいだ新年が開けたと思ったのに、もう5月の半ばを過ぎた。
5月というのはなかなかに微妙な月で、いちおう、年の中盤に差し掛かる頃合いであると同時に、4月から始まる「年度」でいうとまだ2ヶ月目で、その点一年の真ん中辺なのかまだ年が始まったばかりなのかが混乱する感じがある。
と、個人的には思う。

日本には五月病というのがあって、英語でいうとMay Bluesとなるらしいが、海外ではどちらかというとSeptember Blues=九月病の方が深刻らしい。

五月病というのは、わたしはあまり人並みの就職活動とかしていないので、経験した記憶がない。
五月病は、世間的には新しい会社に4月に入って、ゴールデンウィークで一息ついたところでまた仕事を始める時の憂鬱をいうらしい。

科学的な視点からは、5月は急に暖かくなったり気候が変わる時期でもあり、そこに職場環境などの変化が重なって体調を崩すことがありうるそうだ。
周辺環境の変化というのは、どうも人類にとっては十分なストレス原因になるようだ。

ただ、気温の変化などでいうと3月や4月もそこそこ気候変動が激しいように思うので、やはりそこは4月始まりの年度変わりに起因する社会的な変化の方が、ここ日本ではより重大なのかもしれない。


考えてみると生き物にとって生活環境の変化は、時に命に関わることもある重大事である。
動物園のような餌つきの「恵まれた」環境ならいざ知らず、野生で生きる動物は環境が大きく変わると、暑さ寒さへの対応とか餌の取り方も変えないといけないとか、大変そうだ。
人間の場合、服を着たり火を焚いたりして温度変化に対応する、植物でもお肉でも「何でも」食べる食生活の柔軟性がかなりある。

自然環境への対応を他の生き物以上にうまくやったその代わりに、社会的な変化というのが人類にはあって、就職する、定年退職する、新しい職種につく、地方の支店に飛ばされるなどいろいろある。
動物であった頃の自然の変化に苦労した記憶からか、おそらく人間にとって「変わる」ということそのものが大きなストレスなのである。

もう一つ、五月病が病気になるほど深刻なのは、本人の心構えがあまりないこと、「環境が変わるぞ」という意識があまりないままに変化に翻弄されることがあるような気がする。
環境変化に対してアクティブに飛び込んでいくのか、後手後手に回って翻弄されるのか、そのあたりの変化に対する心構えが五月病の原因ではないか、と思ったりした。
posted by ヤス at 16:52| Comment(0) | 徒然なるままに