2017年05月12日

中国製品の品質

最近、Amazonサイトをウィンドウショッピングがてらチラチラ見ていると、その商品のかなりの割合が「中国製」で占められていると感じる。
また、商品が中国製で販売者は国内ということではなくて、中国の業者が直接Amazonで注文を取って中国から発送するパターンが増えているようにも思う。
実際はどうなのだろう。

そう思うのは、あの商品説明のたどたどしい「日本語」である。
いかにも絵に描いたような「中国訛り」の日本語が説明に書いてある。

わたしは野宿癖があって、一人用のテントとかキャンプ道具を見るのが好きなのだが、最近のテントは昔に比べると恐ろしく安い。
少し前に一人用のコンパクトなテントを買ったのだが、それもたどたどしい説明文の中国製であった。
値段は7千円ほどだが、一人用とはいえ重量はたったの1.4kg。

20年以上前に買った一人用のテントは、これは多分日本製だったと思うけれど、ややスペックは異なるが値段は2万円以上で重量は2.5kgくらいあったと記憶している。
それで現在の7千円のテントが安物で使い物にならないかというと、機能的にも品質的にも十分以上。
組み立ても簡単でアルミ製のポールは破断などの心配はなさそうだし、材質や縫製、防水シーリングもちゃんとしている。

Amazonにはモンベルやアライテントなど有名ブランドの製品も3万円とか4万円とかそれ以上の値段で売られている。
しかしコストパフォーマンスを重視するのなら中華ブランドで十分だろう。

一方でAmazonの製品レビューを見ると、「中国製」に対するアレルギー的な書き込みがかなり目立つ。
「買ってみたら中国製でがっかりした」
「中国製だったので予想通り早々壊れた」
などなどの意見である。

確かに、中国製の製品には明らかな手抜き商品や詐欺的不良品が大量に混じっていて、そういうのに何度も当たるとうんざりするのは理解できる。
しかし一方で、値段と機能・品質のバランスが、日本製では逆立ちしても真似できない水準の製品が存在するのもまた確かである。

中国の国民性などから考えて明らかな粗悪品が近い将来市場から一掃されることは考えにくい。
しかし前述のテントの例や、スマホのファーウェイや最近の中国製自動車の品質向上の流れなどを見ると、中国製=粗悪品と単純に言える時代は終わりつつあるように思われる。

心配なのは、日本の製造業とか国の産業政策がこのような現実をちゃんと認識しているかどうかだ。
日本製工業製品を盲目的に信用し無邪気に選択できる時代は、その圧倒的な価格差を考えても、すでに終わっているなあと、改めて思ったのでした。
posted by ヤス at 15:28| Comment(0) | 徒然なるままに