2017年04月09日

雑感

安倍さんは内心ホッとしているのではないか。

アメリカ軍が突如としてシリア政府軍施設に巡航ミサイルを打ち込んで、それにロシアが反発して、これまでの米露協調路線が180度転換して驚いたわけであるが、この突発劇に対して安倍首相はトランプ大統領と45分間の電話会談を行ったらしい。

こういう場合日本の基本姿勢は大体決まっていて、今回についてもアメリカの軍事行動を支持するということである。

北朝鮮情勢が不穏なこともあって、野党的にもいつまでも森友疑惑を追及していると国民世論の反発を招きかねず、月曜からの国会審議はかなり様変わりせざるを得ないだろう。

もう一つ、おとといの今村復興大臣の原発汚染からの自主避難者の「自己責任」発言問題だが、こちらの方はさすがに安倍さんもそこそこ重く見たようで、首相自ら件の大臣を伴って被災地を訪れ、殊勝な様子で陳謝の弁を述べたらしい。
国際情勢の緊張で国内問題の潮目がやっと変わろうかという時に、こんな余分な問題はまっぴら御免と思ったことだろう。

しかし思うのであるが、今村大臣の記者会見の場における瞬発力のなさはかなり問題ではないか。
一部報道や、やや右寄りの人々やそうでない人々でも、あの会見でのフリージャーナリスト(西中誠一郎という人物らしい)の追及がしつこ過ぎたとか、「自己責任」の弁を誘導尋問的に言わせたとか、要するに大臣側を擁護する意見を散見する。

大臣自身も「ここは公式の場だから、場をわきまえろ」みたいなことを言っていた。

しかし、記者会見における記者と大臣のやり取りは、ある意味貴重な議論の場であると思う。
今の与党の大臣は、首相本人も含めてあらかじめ「打ち合わせ済み」の質問内容で形だけの会見をすることに慣れ過ぎていて、ガチンコの本当の会見をこなす能力がないと見える。
その点、発言や政策の内容全てに賛同できるわけではないけれど、前大阪市長の橋下徹という人は、丁々発止の会見を見事にさばいて、その勉強量の半端なさには記者側もぐうの音も出ない感じであった。

今回の今村大臣会見は完全な自滅パターンだったと思う。
ただ辞職する必要はあるまい。
もうこの際代わりが誰になってもあまり関係ない気がするし、今は国際情勢がそれどころの状況ではない。

さて、わたし的にはシリア情勢もさることながら、北朝鮮の動向に注目したいと思う。
トランプと対談を終えた習近平が何か北朝鮮に向けて働きかけをするのか。
あるいはまさかとは思うが北朝鮮に対するアメリカの軍事行動がありうるのか、非常に心配なのである。
posted by ヤス at 16:50| Comment(0) | 徒然なるままに