2017年04月07日

最近の政治について

さて、個人的に最近はニュースをあまり見ていなくて、森友問題とかどうなるのかよく分からなくなっている。
しかも朝鮮半島情勢は緊迫しているし、シリアではロシア軍やシリア政府軍による民間人虐殺、化学兵器の使用などの深刻な問題が発生している。

世の中的には本来、森友問題どころの騒ぎではない状況ではあると思うのだが、しかし森友問題は日本が最近抱えていた「病巣」がやっと表に出てきたという意味で、ここで放置して良い問題であるとも思えない。

だが、だからと言って今の調子で野党が国会で追及していても、現政権の支持率は高止まりのままで、7月の東京都議選が始まる頃には森友問題はすっかり過去の話になっているような、そんな悪い予感がしてならない。


振り返ると「現在の政治の問題」が最初に噴出したのは、2014年の安保法制審議の頃であったのではないかと思う。

2012年の12月の総選挙で民主党から自民党へと政権交代があって、第二次安倍政権が誕生したわけだが、その頃の安倍さんは以下のように言っていた。
自民党は議席はたくさん取ったが決して得票数が議席数に見合うほど多くはない。
その点を謙虚に受け止める、みたいなことを。

そして就任直後の2013年はアベノミクスの金融緩和を前面に押し出し、日経平均株価は2012年の年末終値が2013年末には5割以上上がった。

2014年の安保法制審議は、そのような経済好調の勢いをテコにして行われた。

現在の自民党政権は、日本会議との関係や度々垣間見えるカビ臭い復古調の全体主義思想から、イデオロギー的な色が濃いように感じる人も多いのだと思う。
しかしわたしは、現自民党政権はあくまでも「利益配分」がその本質であるというふうに見える。

復古調イデオロギーはいわば身内と部外者を見分けるためのリトマス試験紙の役割を果たすだけのものであるように思う。
だからそこには思想的な深みはなく、教科書検定におけるパン屋と和菓子屋の話が出てきたり、森友学園のような「なんちゃって愛国主義」が出現することになる。

野党の攻め所としては、政治思想的な部分、教育勅語がいいとか悪いとかいう部分はどうせケムに巻かれて終わるのが目に見えているのでほどほどにして、現政権の利益配分における歪みにもっと切り込むべきだと思う。
今の日本では配分原資となる経済的利益が先細りになっており、そのぶん政治的な利益誘導の力は利益を受ける側にとって威力を増している。

そして同時におそらくこの部分が今の自民党の最大のアキレス腱である。
そういうことを森友問題は教えてくれたのだと思う。
posted by ヤス at 10:36| Comment(0) | 徒然なるままに