2017年04月06日

北のミサイル発射

北朝鮮で昨日、「スカッドミサイル」とみられる弾道ミサイルが発射された。
スカッドはソ連時代に開発されたかなり古いタイプのミサイルであるらしい。
ロケット燃料は液体式のため発射準備に1時間くらいかかるのが難であるが、移動式の発射台に乗せる方式のために相応の隠密性も持つという代物である。
各種のタイプがあるが、最新型の最大射程は700km程度で1t弱の弾頭を投射することができるようだ。

当初、北朝鮮が発射したミサイルはKN-15、通称「北極星2号」と呼ばれる中距離ミサイルであるとアメリカは分析していたようだ。
KN-15は射程2000kmの固体燃料ロケットを使用する中距離弾道ミサイルで、従来の液体燃料式ミサイルより脅威度が高い。

今回は訂正が入ってスカッドだった、しかも打ち上げはどうやら失敗だったらしいということで、果たしてこの発射実験がどの程度の脅威と評価されるのか、やれやれ良かったとなるのか、いや予断を許さないとなるのかはなんだかよくわからないところである。


日本の国会が森友学園問題で紛糾している一方で、朝鮮半島情勢はかなり緊迫度を増している。
北朝鮮としては、なんとか米国本土に届くミサイルを開発したいらしい。
少し前までは、北朝鮮のミサイル開発は荒唐無稽な独裁者のホラ話のように思っていたが、この数年で彼の国のミサイル技術は目に見えて上達しているようである。

彼の国のミサイル技術は、9000kmの彼方にある米国本土まではまだ到達できていないようである。
しかし射程1000km程度の中距離弾道弾技術に関しては、ほぼほぼ実用化の域に達している。
かねてより北朝鮮は日本国内各地にある在日米軍基地を攻撃目標とすることを喧伝しているが、少なくとも日本全土については、北のミサイルは射程距離の範囲に収め終えたということらしい。

国内の某右派系メディアによると、米国情報筋では今後4年以内に北朝鮮はアメリカ本土を射程に収める核ミサイルを開発可能と分析しているらしい。
その米国本土に届く核ミサイルを交渉材料にして、北朝鮮はアメリカとの交渉、キム王朝の存続を賭けた交渉を行う腹づもりであるらしい。

で、アメリカとしては自国に核ミサイルを突きつけられる事態は何としても避けたいと考えているだろう。

色々想像するのであるが、アメリカとして最も効果的で、効率的で、現実的な対策は、王朝の御本尊を「中立化」すること、王朝三代目を消してしまう以外にないようである。

ただし中立化のミッションは、一つ手順が狂うと在日米軍基地にめがけて何発ものミサイルが飛んでくるということになりかねず、恐ろしく困難を極めることになりそうだ。

問題は、この半島情勢の一大事に当たって、韓国では大統領が失職し、日本では国内問題で政権のガバナンスが揺らいでおり、アメリカの大統領は手腕が未知数なあの人物であるとか、色々とあいにくの条件が重なっていることである。

そういうあいにくの条件も北の計算のうちに入っているのかもしれず、背後には中国も動いているのかもしれないが。

半島情勢を巡る不安な情報が、国内右派メディアの煽りであってくれれば良いのだが、今回はどうもそういうことだけではないように思う。

本当に、朝鮮戦争は未だ終戦していないのだと思うのである。
posted by ヤス at 14:11| Comment(0) | 徒然なるままに