2017年03月18日

森友学園問題について

どうも森友学園問題が予想外の展開になってきた。
というか、少々不謹慎ながら面白くなってきた。

ここへ来て学園理事長が首相からの学園に対する寄付金100万円の存在を明らかにしたのはどういう意味だろう。
もちろんこの理事長の発言に関しては、事実でない可能性も多分にあると思われる。
これまでさんざん合理性に欠く発言や著しい矛盾をはらんだことを言ってきた理事長であるので、この寄付金発言をそのまま飲み込むのは無理がある。

ただ一方で、これまでの理事長の発言は彼の立場を考えれば理解できるもの、ある種の合理性が感じられるものだったことも事実なのである。
たとえば例の小学校の建設工事契約書が同じ日付で金額が3種類あった件であるが、これは学校認可を確実にし、補助金受給額を増やすなど、それぞれの金額には明確な意図が感じられるものであった。
(違法だけれど)
あるいは会見での某新聞社へのかなり強めの苦言や幼稚園の教育内容に関する姿勢などは、理事長の思想の方向性に照らせばまあ分からないこともない。

しかし今回の100万円寄付金発言はどうだろう。
あるいは、これまで否定していた国会招致に関し、23日に証人喚問という形を決断したのはどういうことなのか。


この問題は、巷間言われているようにあくまでも最大の焦点は不透明な土地取引に関する点が最重要であることは間違いない。
国有財産の売却にあたって、はたして意図的なダンピングがあったのかなかったのか。
あったとしてそのダンピングの責任を負うべき人物は誰なのか。
そこを明らかにすべきなのは言うまでもない。

さらに言えば学校認可をめぐるプロセスに問題はなかったか。
もっと言えば認可に当たって政治的な力が働いていたのか否か。

この2点がメインテーマであろう。
そして2点に共通して影響力を行使した人物がいたのかどうか。


逆に言うと、この問題は俯瞰で眺めれば明らかに政治的意図が働いているようにしか見えない。
また財務省で一切の記録が残っていないなんていうのも、怪しいことこの上ない。

例のこんにゃく発言で「政治的な力」の状況証拠の一端が垣間見えたりもしたわけであるが、しかし明確な物証は何も出ていない。

そしてこの状況下で野党がいちばん頼りにしたいのは、状況的に見た怪しさから内閣支持率がじりじり下がって政権のボディーブローになる、というような現象であるが、この問題以降内閣支持率はかなり下がったものの、歴代の内閣退陣レベルの支持率までまだかなり距離がある。

ここについては民進党支持率の絶望的な低さが効いているようである。

結局のところ、万が一これで内閣が退陣になったところで、じゃあその次どうするの、という大きな宿題が次に出てくるのは避けられない。
野党の方はぼちぼちそっちの展望も示す必要があると思うのだが、その期待はできるのだろうか。

というようなことをちょっと思った。
posted by ヤス at 16:46| Comment(0) | 徒然なるままに