2017年03月10日

モバイルオーダー&ペイ

アメリカのマクドナルドが、アメリカ国内だけでなく日本を含む世界の店舗で「モバイルオーダー&ペイ」を導入することを発表した、という報道が流れていた。
「モバイルオーダー&ペイ」とは、あらかじめスマホから注文しておいて指定時間に商品を受け取るという仕組みである。
これを使うと行列に並ばずに済む。
決済もスマホ経由で電子的に行うことになる。
店の方もレジでオーダーを聞いてお金をやり取りする手間がなくなって良い。

ただしこの仕組みを円滑に機能させるためには、指定時間にきちんと合わせて製造するオペレーションを完成させる必要があって、これは言うほど簡単ではないらしい。

このニュースを見て思ったのは、計画の中に日本もちゃんと入っていて良かったなということだ。

調べてみると、現在各国の個人消費における電子的決済比率では、日本が2割弱であるのに対し、アメリカが4割強、韓国などは7割以上になっているらしい。
先進各国の中では、日本はかなりの「現金決済」大国である。

ちなみに2015年の日本の電子マネー決済金額は4兆6千億円、クレジットカード決済金額は49兆8千億円、デビットカードが7700億円とのこと。
日本の年間の消費金額は280兆円くらいなので、電子マネーなどはまだまだ少ない。

しかし電子マネーは対前年16%増、クレジットカードは7.7%増とかなりの勢いで増加しており、電子マネーはだいたい3年で倍になる計算である。

今回の米マクドナルドの計画は、おそらくレジの決済がおおよそ電子化して準備ができた、ということのような気がする。
日本のマクドのレジがどの程度電子化しているのかは調べてもよく分からなかったが、日頃のお店の状況を見るに、まだ半分も行っていないのではないかと思う。

そうなると「モバイルオーダー&ペイ」がちゃんと機能するかどうか心配になる。


マクドナルドに限らず、飲食店や小売店でオーダーやレジ業務をスマホを使ってセルフ化し効率化するというのは、今後の業界の流れとして不可避のものであると思う。
この問題に関し既存の飲食店などからは、オーダーやレジでの対面の接客こそが我が社が提供するサービスの根幹である、というような話を聞くこともある。
しかしこの部分を自動化することで対売上比で1%でも利益が改善することになれば、企業側としてもはや見過ごすことはできないだろう。

我が社がやらなかったとしてもライバルがやれば、競争力上の遅れをとることになる。
特に客単価千円以下のファーストフードやファミレス、小売業界ではコンビニあたりが取り組めば一気に普及するような気もする。

ただオーダーやレジの自動化にあたっては日本国民の「現金決済好き」が大きな障壁になるかもしれない。

今後アメリカのマクドナルドがどうなるのか、ちょっと注意してみようと思う。
posted by ヤス at 15:18| Comment(3) | 徒然なるままに