2017年03月05日

ページランクが無くなった件について

かつてGoogleが検索順位を決めるのに使っていたという「ページランク」というのがいつの間にか無くなっている。
そんなことはIT業界の人には今さらのことなのかもしれないけれど。
ちなみにページランクとは、数年前まで大抵のブラウザのツールバーに表示されていて、0〜10の範囲でページのランク付けをしていたアレである。

調べてみると、Googleが提供していたページランクを表示するツールバーの機能はしばらく前に廃止されたらしい。
ページランク情報の更新は2013年に停止されていて、自分のウェブサイトのランクがいくつなのかはどんな方法でも分からなくなったようだ。
ただしGoogleの検索順位付けのアルゴリズムではページランク情報は現在も利用されており、つまりGoogleはページランクは付けるけれどそれを公開するのを止めたということらしい。

そういうのも業界の人には当たり前のことだろうがわたしは今さら知った。

最近は以前ほどSEOのサービスの宣伝を見なくなったと思っていたのだが、これはページランク情報が非公開になったために、SEO対策の成果が見えにくくなったことがあるのだろうか。
成果が見えないとSEOの業者も請求書を書きにくいのかもしれないと思う。

言うまでもないが、何かのキーワードで検索した時に上位に表示されることはサイトのPVを稼ぐ上で死活的に重要なことである。
検索サービスの提供者であるGoogleとしては、「本当に優れたサイト」を上位に表示することが顧客満足度的には必要なことである。
しかし多分に恣意的なSEO対策が蔓延してサイトのコンテンツ内容のレベルよりもかなり高いページランクを各サイトが獲得するようになると、上位表示が必ずしも「優れたサイト」でないことになる。
こうなるとGoogleの検索サービス利用者は不利益を被ることになる。


ページランクのことを思い出したのは、昨今流行りのフェイクニュース対策としてページランクの仕組みが良いメタファーになるのではないかとふと思ったからである。
何か良いアルゴリズムを考えて、ニュースの「確からしさ」を星5つくらいでランキングして、明らかなフェイクは星無し、非常に確からしいのは星5つ付けるとニュースの読み手の参考になると思ったのである。

しかし、Googleのページランクと一緒で、そのうち偽ニュースの星獲得対策みたいな手法が編み出されて、星の数とニュースの確度の関係は程なく崩壊するのかもしれない。

おそらくそういうイタチごっこが、ネット社会のある種のお約束なのかもしれない、と思ったりした。
posted by ヤス at 10:49| Comment(0) | 徒然なるままに