2017年01月22日

仕事のスイッチ

時々、スーツのままで電器屋さんの店内をウロウロしていると、店員と間違われて声を掛けられることがある。
そのような状況ではなぜか必要以上に慌ててしまう。
こちらは紛れもない「お客さん」としてウロウロしているわけで、だから「店員」として声を掛けられるための心構えはその時は全く無い。
そこに声を掛けられて一種の不意打ち状態になって、慌てるのかもしれない。

そういうことが年に一度くらいの頻度で発生するので、わざとポケットに手を突っ込んで横柄な感じを醸しながら歩き回ったりするのであるが、しかしその手の声掛けは忘れた頃に突然やって来るので、やっぱり驚くことになる。

しかし電器屋さんの店員に限らず、接客業はたいへんだと思う。
お客さんにもいろいろいて、意味不明のことを聞いてきたり大声で怒鳴ったりするクレーマーとかにも、店員は臨機応変に対処しないといけない。
だから場合によってはかなりストレスが溜まるのではないかと心配になったりする。

まあ店員さんにもいろいろレベルの差があって、この間も電器屋の電子レンジコーナーで最近の製品のスペックやお値段をしばらく凝視していたら男性の店員が声を掛けてきた。
いつもなら面倒臭いのでそういう声掛けがあったらそそくさとその場を離脱するのだが、その時はちょっと最近の電子レンジのアレコレについていくつか質問してみた。
そうしたらその店員は質問に対して実に的確にスラスラと説明してくれて、それがあまりに見事だったので思わず電子レンジを買いそうになった。

その時にちょっと思ったのだが、そういうちゃんとした店員は、なんというかスイッチが入っている感じがものすごくある。
接客業は人相手であり、人を相手に説明したり購入を勧めたり時に謝罪したりという仕事は、心のどこかにあるスイッチをオンにして気持ちをピシッとしていないとなかなか務まるものではない。
そう言えば駅地下のモール街なんかを歩いていても、そういうところにあるお洒落な洋服屋やバッグ屋の店員のお姉さんとかは、メイクもバチバチに決めていかにもスイッチの入っている感じがするなあといつも感じる。
そういうスイッチの入っている状態の店員のお姉さんは、たぶんスイッチが入っていない日常の姿とはずいぶんと違うんだろうと勝手に想像する。

あとテレビに出るタレントとか政治家なんかも、きっとそういうスイッチの強力なやつが付いているんだろうと思う。
トランプ大統領にもそのスイッチがどこかに付いているに違いない。

それらの人々を観察していると、仕事が出来るようになるためにはスイッチのオンオフが自在になることが重要なのがよく分かる。
しかしスイッチの構造はどうなっていて、上手くオンオフするにはどうすればいいのだろう。
そのことをもう少し掘り下げねば、と思ったりした。
posted by ヤス at 10:46| Comment(2) | 徒然なるままに