2016年12月04日

健康な生活サイクルについて

昔から、無事これ名馬と言う。
あるいは、ウサギとカメの競争の寓話にもある通り、瞬間的に力を発揮するタイプよりも、コンスタントに確実に前進する方が結果として大きな成果を上げることが出来る。

この間フルマラソンを走った。
いつもの通り練習不足で、途中死にそうになりながら、まあ最後まで生きたままゴール出来た。
しかしともかくも、途中で歩かなかった自分は偉いと思った。
途中20代くらいの活きのいい兄ちゃんが颯爽と横を抜いていったが、その兄ちゃんは20km過ぎでとぼとぼ歩き出して、チンタラ走っているわたしに気の毒にも抜かれた。

仕事を進めるにおいても同様なことがある。
仕事のスピードというのは、実際に仕事をやっつけている間の手の速さよりむしろ、取り掛かるまでの空走時間、途中で中断して止まっている時間、さらに仕事を再開したのはいいが中断したためになかなかエンジンが掛からないことによるロスタイムなど、仕事をこなす最大速度とはあまり関係ない部分で決まるものであろう。


最近はブラック企業問題が社会問題として大きく取り上げられるようになっているが、この背景には、日本人は長時間働く割に仕事が進んでいないのではないか、という問題意識があるような気がする。
さらに言えば、最近の仕事は高度経済成長の頃のような単純作業から、より創造的なものに変わっていることがある。
日本人が従来の所得を維持するには、環境変化に対応しつつ仕事の端々にクリエイティブな何かを付加していかないといけない。

そしてクリエイティブな仕事をするには、心と身体の健康状態がともに良好であることが不可欠と思われる。
そのためには毎日きっちり睡眠をとり、美味しいものを食べて適当に運動する、というような健全なライフサイクルを確立しておく必要があるに違いない。

しかし、そういう健康的な言説を書きながら少し思ってしまうのは、20代くらいのまだ体力のある時代には、多少の徹夜仕事や押し潰されそうな大きなプレッシャーのある仕事を経験しておくこともまた無駄ではない、そういう気がする。

まあ断食ダイエットと同じで、ちゃんとしたお医者さんとかが介添で付いていないと、我流の断食では体調を崩す恐れが大きい。
20代の仕事の無理も、それなりに組織の中で制御されたものでないと、とんでもない事故に繋がるリスクがあると思う。

ということで、ジジイであるわたしとしては、なるべく仕事を要領よくこなして健康な生活サイクルをキープし、ボチボチ長生きしたい、と思った。
posted by ヤス at 11:11| Comment(0) | 徒然なるままに