2016年11月05日

古坂大魔王について

ここいらでそろそろ、「PPAP」で名を挙げたピコ太郎とそのプロデューサー・古坂大魔王について触れねばなるまい。

古坂大魔王は青森県出身の43歳、彼が出演する動画アーカイブをいくつか見たところによると、彼の芸歴は23〜24年ほどになるようだ。
そこそこのベテランである。

そして、ピコ太郎である。
ピコ太郎はその自己紹介によると、千葉県出身の53歳であるという。
古坂大魔王が青森出身の43歳の一方でピコ太郎がなぜ千葉出身の53歳なのかはひとつの謎である。

たぶんただの思いつきであろう。

ところでわたしは、そこそこのお笑い好きを自負していたわけであるが、このピコ太郎と古坂大魔王については恥ずかしながらノーマークであった。
しかし現代の世の中にはネットアーカイブという便利なものがあるので検索するといろいろ出てくる。

面白いのはこの1週間くらいで出てくる動画の種類がめきめき増えているようだ、ということだ。
ビルボードチャートインとか外国記者クラブの記者会見とかのイベント、急増するテレビ出演とかで検索する人が増えているのだろう。
「マネーの虎」の映像をはじめ、お笑いライブやアイドル番組、テレビ出演シーンやイトーヨーカドーのCMなど、たくさん確認することができた。

動画アーカイブをいくつか確認した結果、彼(ここから「彼」とはピコ太郎ではなく古坂大魔王をもっぱら指す)の芸風は、基本的にはイジリ芸であることが分かった。
彼は、先輩芸人が相手の時も後輩が相手でも、時に年端もいかぬ若いアイドルが相手の場合も、時に上げたりあるいは下げたり、いろいろいじって笑いを生み出す。

その時のいじりは基本テキトーである。
いくつかいじりの定型パターンは用意されていて、まず軽くいじりながら様子をうかがい、そのうちエンジンがかかってきていろいろ思いつく。

「そこでちょっと耳を舐めてみようか」

とか、その思いつきにはもちろん何の意味も無く、ひたすらテキトーであるが、ちゃんと面白い。

彼はどこかの動画で語っていたが、どんな若手の無名芸人も、学生時代はクラスでいちばん面白いやつ、みたいな感じだったはずで、本来は必ず面白いはずであるという。
だからあまり受けてない無名芸人であっても、古坂大魔王が彼らの本来持っているものを引き出すだけでちゃんと面白くなるのだ、だそうである。

あるいはこうとも言う。
すべてのものは面白いのだ。
すべてのものは、本来持っている面白さを引き出すことで笑いに変えることができる。
だ、そうである。

たぶんそういうことも思いつきでしゃべっている可能性が高い。
だからあまり感心しているとバカみたいであるが、何も無いところから思いつきを即実行に移せる勇気と、とりあえず勢いで何とかなると固く信じている感じは、素晴らしい。

彼の芸風を見ていると、たぶん人生は思いつきと勢いで何とかなるのかもしれない、そして周りの出来事をいちいちあまり深く考え過ぎるのはバカみたいで笑える、と思った次第です。
posted by ヤス at 15:51| Comment(0) | 徒然なるままに