2016年09月11日

広島の1勝あたり年俸額は12球団いち少ない

広島カープが優勝した。
25年ぶりのことで、前回の優勝は1991年だという。
1991年といえばまだバブルの余韻が残っていた、今にして思えばいい時代だった。

ジュリアナ東京とかDCブランドとかいうのが健在の時代。
調べてみたら、日経平均は2万円〜2.5万円くらいで今より少し高い。
また、国税庁の賃金統計では1991年=平成3年の平均給与は名目値で年間4,466万円、2014年=平成26年が4,150万円だという。
この間デフレで実質賃金は若干上乗せになっていると思うが、それにしてもこの間の日本経済の停滞ぶりをあらためて見ると少し驚く。

ちなみにアメリカの株価指標のNYダウは、25年前の1992年の終値が3,301ドル、そして先週金曜日の終値は18,085ドルと約5.5倍になっている。

そういえば最近は「失われた10年」「失われた20年」とかいうのを世間でほぼ使わなくなった。
このままだと「失われた30年・40年」ということで、世の人々もこの表現にはもはや食傷気味ということかもしれない。

それに引き替え広島カープは見事に低迷の歴史を打ち破ったわけで称賛に値する。
ずっと12球団で最低レベルの年俸水準でここまで戦って優勝を勝ち取ったわけで、二重の意味で素晴らしいと思う。
ということで、広島および他球団の年俸総額を調べてみた。

<2016年の年俸総額>
1位 ソフトバンク 53.3億円
2位 巨人 45.4億円
3位 オリックス 34.0億円
4位 阪神 30.3億円
5位 ヤクルト 29.1億円
6位 西武 28.2億円
7位 日本ハム 27.2億円
8位 広島 25.2億円
9位 楽天 24.7億円
10位 ロッテ 24.7億円
11位 中日 19.9億円
12位 DeNA 19.6億円

さらに2016年シーズン途中だが、今シーズンの球団別勝利数で上記の年俸を割り算してみる。

<2016年途中の1勝あたり年俸額>
1位 広島 3,076万円
2位 DeNA 3,161万円
3位 日本ハム 3,574万円
4位 中日 3,690万円
5位 ロッテ 3,738万円
6位 楽天 4,491万円
7位 ヤクルト 4,857万円
8位 西武 4,941万円
9位 阪神 5,511万円
10位 オリックス 6,791万円
11位 巨人 6,983万円
12位 ソフトバンク 7,208万円

広島の年俸総額は8番目で25億円。
今年はすでに82勝しているので1勝あたり3076万円、12球団でもっとも効率が良い。
それに対し、ソフトバンクは7208万円、巨人6983万円、オリックスは6791万円と、1勝にかかる年俸額は広島の2倍をゆうに超える。

ちなみにわたしが一時期気の迷いから応援していた阪神タイガースは5511万円だ。
こうやって見るとDeNAや日本ハムの健闘が光るし、セリーグ最下位の中日も意外に悪くない。

逆にオリックスは、カネを出している割に成績が振るわない。
何かマネジメント上の重大な欠点があるような気がする。



参考までに、メジャーリーグの2016年の年俸総額はドジャースが1位で2億3500万ドルというから1ドル103円で242億円だ。
個人の年俸最高はドジャースの投手クレイトン・カーショウ(知らない人だ)で3460万ドル=35.6億円。

一人で広島1球団分より多い。
やっぱり今年の広島の優勝は偉大だ、と強く思ったのでした。
posted by ヤス at 13:54| Comment(0) | 徒然なるままに