2016年09月07日

日本語の起源が分からない

このところ日本列島へのホモ・サピエンスの進出、縄文人と弥生人の起源についての妄想を書いている。
しかし重要な書き残しがあることに気が付いた。

それは「日本語の起源」についてである。
個人的妄想として、弥生人は項羽と劉邦の時期の戦乱を逃れた難民なのではないかというのを書いてみたのだが、もし本当にそうならば、弥生人の言語は中国大陸由来のものになっているはずなのではないか。

だいぶ昔に国語学者の大野晋という人の書いた日本語の起源についての本を読んだ記憶がある。
その本によると日本語は南インドやスリランカあたりで使われているタミル語と類似性があり、古代タミル語が日本語の直接の祖先ではないかというものだったと思う。
この説は、はるか遠くのスリランカ辺りから日本語が「やって来た」という点でものすごくインパクトがあり、少なからず感動を覚えた。

しかし研究者の間では反論も大きく、大野晋氏自身もその後やや路線変更したらしい。

この他に日本語の起源については古代高句麗語や朝鮮語をルーツとするもの、中央アジアを中心に広範に広がるアルタイ系諸語と日本の南方海洋のオーストロネシア系語が混合したという説や、中国大陸の山東半島辺りから来たとか、ややトンデモ系であるが日本人・ユダヤ人同祖説に基づくヘブライ語由来説などもあるという。

つまり今もってよく分からない、というのが日本語の起源研究の現状であるようだ。

おそらく根源的には、数万年前に遡ってホモ・サピエンスにおける言語の発生について解明されることが必要なのではないかという気がする。


しかしいずれにしても日本語の起源についての諸説をネットで検索して見た感じ、いろんな言語が混合しているという点が日本語の特徴、というのはまず言えそうである。

ユーラシア大陸の東の端の袋小路の列島には、3万8千年前頃より各地域から人類がぞろぞろとやって来たようであり、2300年前頃には「弥生文化の素」を持ってかなりたくさんの移民があったことが想像される。
彼らがどこから来たのか、なによりどんな言語を使っていたのかが問題であるが、とりあえずわたしの手元にその手掛かりはない。

三国志の魏志倭人伝には、倭人は入墨をし海中に入って巧みに魚を獲るなどという記述があり、当時の中国人は倭人は越人(ベトナムに近い中国南部の民族)と似ているという感想を持っていたらしい。

そういうこともあって、個人的には弥生人のルーツは中国南部、揚子江よりさらに南の地域の民族なのではないかと空想を膨らませているのであるが、そうなると現代日本語のルーツもその辺りということになってしまう。
現状、それを強く否定する学術的根拠も無いようで、また肯定する根拠についても今のところ知らない。

弥生人のルーツはいったいどこにあるのだろう。
かなり気になって来たがとりあえず今日はこれでおしまい。
posted by ヤス at 15:47| Comment(0) | 徒然なるままに