2016年09月03日

絶対値より矢印の向き


9月になった。
ちょっと思ったのだが、9月というのはなんだかキャラが薄い月だ。

8月は盛夏、暑さのピークの月でキャラが明確だ。
6月は初夏で梅雨の季節でジューンブライドの月、7月は夏本格化、夏休みもある。
要するに6、7、8月は夏である。

しかし9月はなんだ。
3ケ月×4シーズンとすれば秋の始まりなのであろう。
中秋の名月っていうのもある。
マクドナルドでは季節限定の月見バーガーも発売されている。

そうだ、9月は秋だった。
しかし相変わらず暑い。
日中はまだ30度を超す。
それでも8月まで35度超えの日が続いたのでいくらか涼しく感じなくもない。

最近は温暖化のせいで特に暑さが増しているのかもしれないが、でも気候の傾向はだいたいこんなもんである。

8月は暑い。
9月もまずまず暑いのだが、だんだん涼しくなっていくその感じ、それが秋を感じさせるということなのだと思う。

気象庁のデータによると6月と9月では過去30年間の平年値では9月の方が1度くらい暑い。
だんだん暑くなっていく6月は、暑さの程度は9月程ではないのに夏に分類され、9月は暑いけれど秋になるのは、暑さの変化のベクトルの矢印が上向きか下向きかの違いということのようである。

大昔、わたしが小学生くらいの時代の日本は、経済成長が著しくてイケイケの時代だった。
考えてみると、あの時代より今の方が、所得水準も上がりいろいろ便利なモノも増えて食べ物なんかも美味しくなっているような気がする。

しかし世の中の矢印が上を向いていたあの時代の未来が明るい感じというのは、今あまり感じない。
政府なんかは成長の演出に躍起になっているようであるが、おそらく世界的な潜在成長率がピークアウトしているのである。
みんな揃って成長の恩恵を受けられる時代は、どこの先進国でも終わっていて、この先はひょっとしたら宇宙の開拓が進んで再び大成長時代が来るのかもしれないが、とりあえず今は矢印の上の向き具合が限りなく真ヨコを向いている。

ということで、今の絶対値がたとえ低くても矢印が上向きならその絶対値がいくらかかさ上げして感じられ、矢印が下を向いていると絶対値が低く感じられるということがたぶんある。

だから9月は6月より暑いが季節としては秋なのだ。

ちなみにマクドの満月月見バーガーは、バンズやソースも改良されベーコンの塩味も効いてなかなか美味い。
それが今日の結論。
posted by ヤス at 13:17| Comment(2) | 徒然なるままに